出版社内容情報
ゲームは虚構と現実を混同させ、中毒性があり、脳の発達を妨げ、犯罪すら引き起こす。医療少年院の勤務医として、若者たちの危機的状況と日々向かい合っている著者が世に問う警告の書!
内容説明
子ども部屋に侵入したゲーム、ネットという麻薬。医療少年院勤務の精神科医が世に問う警告の書。
目次
今、すべての人を襲う危機
頻発するゲーム型犯罪と損なわれる現実感
書き換えられる禁止プログラム
高まる攻撃性と暴力への礼賛
メディアが心のスキーマを変える
子ども部屋に侵入した麻薬
十代で燃え尽きる脳と無気力な若者たち
中毒になりやすいタイプと危険因子
発達障害の子を直撃する影響
損なわれる心の発達と幼くなる現代人
サイコパス化する若者の脳
模倣する脳と蒔かれた悪の種
脳に仕掛けられた時限爆弾
脳の中で起きる「公害」
脳内汚染は回復できるのか
子どもたちの笑顔を取り戻すために
著者等紹介
岡田尊司[オカダタカシ]
1960年香川県生まれ。精神科医。医学博士。東京大学哲学科中退、京都大学医学部卒業。同大学院の高次脳科学講座神経生物学教室、脳病態生理学講座精神医学教室にて研究に従事する。現在、京都医療少年院に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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