内容説明
あなたは本当に論語を知っていますか?真の孔子の思想には、今を生きる智恵があふれている。
目次
変革者孔子
文化を継承する者
目覚めた者
徳治という難問
詩と人性
文化の出発点としての詩
「淫」と恋歌
現実的な選択
節操と現実感覚
妖艶なる謁見〔ほか〕
著者等紹介
呉智英[クレトモフサ]
昭和21年、愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業。マンガ評論、知識人論などの分野で執筆活動に従事。昭和63年に「論語」を音読し解説する私塾を開講し、現在も行なっている
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感想・レビュー
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帯長襷
3
意味を誤って使われている論語の引用が多いことの指摘から始まっている。視点は面白いけれど、やっぱり「論語は難しいや…」という印象は変わらず…。文庫版があるみたいなので、また改めて時間をとって読んでみよう。2016/03/09
くものすけ
1
500章ある論語の中で本当に読まれている章は何章あるのだろうか、またの解説本もせいぜい50章程度よく読まれているものを取り上げて解説しているので、全章理解を進めるのは難しい。本書の第一章は初めてお目に掛かった、しかも内容もびっくり仰天!孔子が反乱軍に参加するような事が書かれいている。こういう文章は余り紹介されていない。2018/03/03
ホンドテン
0
図書館で。購入思案中。2015/01/12
うえ
0
冒頭の、「法律用語辞典」が論語に「ありもしない言葉に依拠して刑法理論を説くのも無茶苦茶である」という部分もなかなか痛快。2013/11/28
ムラカミ
0
こういった解釈であれば、現代人が論語を読み直す必要はないと思う。2009/12/17