東大落城―安田講堂攻防七十二時間

東大落城―安田講堂攻防七十二時間

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  • サイズ B6判/ページ数 321p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163471402
  • NDC分類 377.96
  • Cコード C0036

出版社内容情報

全国民が注視した昭和四十四年一月の三日間。東大本郷キャンパスで何が起きたのか? 警備責任者が克明に描く迫真のドキュメント

内容説明

昭和44年1月18日、学園紛争・天王山の攻防の幕は切って落とされた。全共闘と機動隊の3日間におよぶ死闘を、警備幕僚長が克明に再現した衝撃のドキュメント。文芸春秋読者賞受賞。

目次

第1章 任命
第2章 出動
第3章 包囲
第4章 突入
第5章 激闘
第6章 落城
第7章 終熄

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まるぷー

23
先に読んだ「浅間山山荘事件」の著書の関連で読了。昭和43年1月全共闘学生による東大安田講堂籠城立て籠り事件。何千人規模での機動隊による制圧のドキュメント。反安保や政治的意識の介入や東大の在り方など当時の学生のエネルギーがある意味で爆発した事件であり、壮絶な昭和を物語る出来事なんだと思う。平成のこの時代背景と学生そのものの意識の違いを思い知らされた。食事も摂る事なく従事した機動隊員に感服。それと、装備の補充の予算採りなど前線と会計側とのやり取りはこの時代からお役所的な思考があったのかと愕然とする。2017/09/04

seki

22
東大安田講堂事件に警備一課長として奮闘した佐々氏の体験談的ノンフィクション。世代ではないが、興味深く読んだ。安保闘争に呼応した学生運動として、事件を捉えていたが、行き過ぎた官僚主義の東大と金権腐敗の進んだ日大への抗議から始まっていると知る。学生にも言い分はあろうが、火炎瓶や投石による執拗な破壊活動はあまりにも酷い。にも関わらず、学生側に死者を出さないという佐々氏ら警視庁の姿勢に感心する一方、当時の学生達を掻き立てたものはなんであろうかと考えてしまう。それにしても日大は変わってない。2022/03/13

しもうさ

2
面白い2018/06/10

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