アカシア

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163242903
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

愛とはこんなにも、もろいものだったのか?恋の記憶が感傷に、出会いの輝きが紫煙にかすむ時、二人は再びお互いの目を見つめ合う。かけがえのないものを取り戻すまでの5つの物語+1。待望の、辻仁成最新傑作短篇集。

著者等紹介

辻仁成[ツジヒトナリ]
1959年、東京生れ。89年「ピアニシモ」で第13回すばる文学賞を受賞し、作家デビュー。97年「海峡の光」で第116回芥川賞、99年「白仏」の仏翻訳語版「Le Bouddha blanc」で、仏フェミナ賞・外国小説賞を日本人として初めて受賞。映画監督・音楽家など文学以外の分野でも幅広く活動する。2003年より渡仏(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

runorio

2
明日の約束・・・昨日や明日という日にちの感覚を持たない部族。自分の見ている世界が世界の全てではない。もっと視野を広く持て。・・と頭ガーンやられました。2010/11/01

2
「隠しきれないもの」が凄い。2010/08/12

ゆた

1
辻さんの著作は長編なら読んだことがあったが短編は初めて読んだ。短編だと文章の空気やテンポ感がどこか村上春樹さんに通じるものがある。 全体的に静的で淡々としているように見えるが、それでいてかなり動的。何かを訴えるでも、問題提起をするでもなく、答えを提示するのでもない。ただ見せているだけといった印象。しかしそれは漠然とした日常に光を与え、影を生み、読者にその影を見せることで形のない愛というものに輪郭を与える行為なんじゃないかと思う。 オリエンタルな質感を表現するのがとても上手い作家さんだなと改めて思った。2024/01/18

Fumoh

1
「生きる」の意味を問いかけるような短編集。この人が書こうとしているのは「文学」だな、と思う一方、ややキザな言い回しが目立つので、それがなくてもっと素朴な下地を作ることを目ざせれば、もっと読めるようになるのになと思う。どこか村上春樹にも似ている。2024/01/12

srmw

1
短編集!1つ目の話は読み終わったあと何故かめちゃめちゃ考えた、じゅうぶん面白かったけどもっと面白いのまだあるはず2022/06/13

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