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ライフログのすすめ―人生の「すべて」をデジタルに記録する!

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  • サイズ 新書判/ページ数 400p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784153200104
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0234

内容説明

人の記憶力には限界がある。だが、あなたの見聞きしたもの、触れたもの、そして普段は気にかけない自分の位置情報や生体情報まで、人生の「すべて」をデジタルに記憶させれば、いつでも簡単に検索して取り出すことができる。仕事に役立つのみならず、病気の兆候を発見することや、いずれはヴァーチャルな分身に人生を語らせることも可能だ。いいことずくめの「ライフログ」の時代はやってきたのだ!みずから「人生の完全記録」を試みるコンピューター科学の重鎮が、その基本概念と可能性、実践法までを情熱豊かに語り尽くす。

目次

第1部 (来るべき世界;僕の人生のかけら;電子記憶と生物学的記憶の出会い)
第2部 (仕事;健康;学習;現世から来世へ)
第3部 (革命を生き抜け;さあ、はじめてみよう;未来)

著者等紹介

ベル,ゴードン[ベル,ゴードン][Bell,Gordon]
マイクロソフト研究所(マイクロソフトリサーチ)首席研究員。1934年ミズーリ州生まれ。1956年にマサチューセッツ工科大学卒業後、デジタル・イクイップメント社(DEC)で初期コンピュータの設計に携わる。カーネギーメロン大学でコンピュータ・サイエンスと電気工学の教授を務めたあと、DECに戻り研究開発部門の副社長を務める。その後も、米国科学財団で全米教育研究ネットワーク(NREN)をインターネットに育て上げるプロジェクトを率いたり、スパコン界のノーベル賞と評される「ゴードン・ベル賞」を設立したりするなど、現代のコンピュータ産業の礎を築いた

ゲメル,ジム[ゲメル,ジム][Gemmell,Jim]
マイクロソフト研究所の上席研究員。ゴードン・ベル同様、パーソナルメディア、テレプレゼンス、リライアブル・マルチキャストをテーマに研究。その成果はWindows XP、Windowsサーバー2008、Bing.comに活かされている。サンフランシスコ在住

飯泉恵美子[イイズミエミコ]
翻訳家。慶應義塾大学法学部法律学科卒業後、電機メーカー勤務を経て現在に至る。実践女子短期大学英語コミュニケーション科学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

GASHOW

8
人生の全てにスマホがそばにあれば記録がされつづける。IOTデバイスが増えてゆけばそこからも記録される。社会サービスの全てが記録をとってゆくので、情報化社会を生きることはライフログをとられることがデフォルトとなる。それを防ぐにはアーミッシュのような生活をするしかない。2017/04/28

月世界旅行したい

8
言語以外の情報のやり取りがしやすくなるのはいいことだと思う。あと「ナチュラル・ユーザー・インターフェース」にはすごい興味がある。2014/12/31

まどリス

6
ほぼ全ページ、ライフログのメリットについて書かれていてうんざりしてしまった。読むのが面倒で眠たくなった。ライフログのやり方については全392ページの中の54ページほど。2012/12/13

oyamadashokiti

5
ちょっとしたSF小説を読んでいるようだった。 この本の原著が出版されてから5年、既にかなりたくさんのものが、自動、手動で記録できるようになった。 これからもログの自動化、メディアのモジュール化、個人データの分析の流れは加速していくだろう。 自分や他者からの監視によって、行動が自己統制されていく……2014/06/20

Jun

4
見聞きしたものを全部デジタルで残しておこうという考え方。プライバシーの問題はまだクリアーされていないが、興味深かった。写真に、日時、GPS、タグ付けをする事ぐらいは実現可能だし、やってみようと思う。そういえば、読書メーターも読書のログですね。2013/05/13

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