祈りも涙も忘れていた

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祈りも涙も忘れていた

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  • サイズ 46判/ページ数 416p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152101600
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報



伊兼 源太郎[イガネ ゲンタロウ]
著・文・その他

内容説明

管内の犯罪認知件数が全国ワースト5に入るV県警捜査一課に配属された新人キャリア警察官の甲斐彰太郎。彼は、警官一万人以上が所属する大所帯で、実地経験のないまま管理官として放火事件捜査の陣頭指揮を執ることになる。ノンキャリアの警官たちから面従服背の扱いを受けつつも、捜査一課長の大東、一課四係班長の渡辺、所轄署刑事の阿南らの助力を得て、甲斐は県警内で捜査の主導権を確立していく。やがて管内で凄惨な殺人事件が次々と発生。見せしめのごとき死体遺棄と捜査関係者の不審死、その背後には警察関係者が?一連の事件の黒幕を突き止めるべく捜査を始めた甲斐を待ち受けていたのは、十二年前の警官焼死事件に端を発する、V県の警察・政財界を揺るがす一大疑獄だった…。次代を担う警察小説作家が満を持して放つ、渾身のハードボイルド長篇。

著者等紹介

伊兼源太郎[イガネゲンタロウ]
1978年東京都生まれ。上智大学法学部卒業。国内外のハードボイルド小説を愛読し、新聞社勤務などを経て、2013年に『見えざる網』で第33回横溝正史ミステリ大賞を受賞しデビュー。警察、マスコミ、司法などの題材を中心に活躍する組織小説の雄(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

187
まずもってタイトルに惹かれる。で、面白い。いや面白かった。ただ前のめりにページを捲る手が止まらなかった。ハードボイルド警察小説。くぅ…通じていたのは貴方だったのか!(相変わらず欺かれる私)やっぱり伊兼さん好きだわ。またいつか甲斐のその後を読ませて欲しい。2022/09/14

パトラッシュ

170
主人公の甲斐は『新宿鮫』の鮫島に管理能力の高さと人付き合いの良さをプラスしたようなキャラ。人の心を読むすべに長け、海千山千の反抗的な捜査員すら心服させ「この人のためなら」と思わせる理想のリーダーシップぶりだ。そのため鮫島のような過去を背負った孤影はなく、誰からも信頼されチームを率いていく姿は現代人好みか。むしろ甲斐に捜査される疑獄事件の関係者が戦争で死にかけた過去に囚われ、自分たちを裏切った日本に生涯かけて復讐を図る。正統派ハードボイルドからは外れた警察組織小説だが、定型的なドラマを排した新鮮さを感じた。2022/09/16

しんたろー

163
若手のキャリア警察官が主人公というと『新宿鮫』を想起するが、そこは伊兼さんなので似て非なる内容…主人公の甲斐は鮫島ほどのタフガイではないが、頭脳明晰で「冷めた熱」を抱えるタイプなのが悪くない。脇役も魅力的な人物が多くて(特に成海が素敵!)神戸を想定した街の情景が人と上手く絡んでいるのも好み。『巨悪』の重厚な社会派や『地検のS』『警視庁監察ファイル』のエンタメ作とは趣を変えて、新たな挑戦として「伊兼流ハードボイルド」を産み出そうとしているのが嬉しくもある。歳を重ねた甲斐の活躍も読みたいので続編を期待したい♬2022/09/30

おしゃべりメガネ

153
久しぶりにがっちりとしたハードボイルドミステリーを読ませていただきました。しかし、ちょっと残念ながら、ミステリーやハードボイルドを読むにはいささか自分が年を重ねてしまっているようで、昔ほど、のめり込むように夢中になって読み進めるコトができなくなっていました。自分のアタマがカタくなってしまったのか、あらゆる登場人物のつながりがしっかりと消化しきれず、勢いでラストまで読んでしまいました。再読して、もっとしっかりと人物の繋がりや背景を理解して読むべき作品ですね。本格的なハードボイルドミステリーがここにあります。2022/10/21

のぶ

134
久々に正統派のハードボイルドを堪能した。そして警察小説、ミステリーとしても良くできていた。時代は2001~02年。物語はV県の神浜市で起きた放火事件から始まる。県警捜査一課に配属された新人キャリア警察官の甲斐彰太郎は、経験の無いまま管理官として事件捜査の陣頭指揮を執ることになる。他の課の協力を仰ぎながら主導権を確立していく。さらに次々に起きる殺人事件。甲斐はこの難局をどう乗り切っていくのか?この作品では巨悪が立ちはだかり、多くの人が死ぬ。甲斐を始めとする警察のメンバーのキャラが立っていてとても良かった。2022/08/31

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