出版社内容情報
遥かな昔、人々は神と人の子孫・神人を支配者として戴いていた。隔絶された山で暮らす少女シャサは、ある日集落を急襲され、多くの仲間を失う。彼女は少年ナギの協力を得て、消えた仲間を探し、世界と神人の真の姿を知る旅に出る。壮大なSFファンタジー長篇
内容説明
遙かな昔、大地の上で人が住む十二の地域は系と呼ばれ、神と人との間に生まれた神人を支配者として戴いていた。系から隔絶されたアタの山に住む少女シャサは、ある日集落が襲撃を受けたことで多くの仲間を失ってしまう。壊滅した集落に迷いこんだ少年ナギの協力を得て、シャサは姿を消した四人の仲間を探し、まだ見ぬ外の世界へと旅立つ。シャサたちが訪れた、神人メネが始める『銀鱗』、神人イナーが統べる『暁』などの系では、ある噂がまことしやかに囁かれていた。曰く、この雄大にして堅固な大地はまもなく海中に没すると―。時を同じくして、神人タニャを担ぐ『蛇』が勢力拡大を狙って大侵攻を開始。危機迫るなか、シャサは思いもよらぬ力を発現させ、世の理に干渉してしまう。その行いが、世界と神人の真実に迫るとも知らずに…。新鋭による壮大なSFファンタジー長篇。第七回ハヤカワSFコンテスト特別賞受賞作。
著者等紹介
葉月十夏[ハズキトオカ]
1965年生まれ。千葉県出身。國學院大學文学部史学科卒業。『天象の檻』で第七回ハヤカワSFコンテスト特別賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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