それ以上でも、それ以下でもない

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それ以上でも、それ以下でもない

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  • サイズ 46判/ページ数 304p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152098955
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

1944年4月、仏・中西部の小さな村サン=トルワンで、レジスタンスが殺された。住民が混乱する事を恐れたステファン神父は男の遺体を隠し、事件の隠蔽をはかる。だが既にナチスの脅威が隣町まで迫っていた……善と悪の間で孤独に葛藤する神父の祈りの結末とは

内容説明

1944年、ナチス占領下のフランス。中南部の小さな村サン=トルワンで、ステファン神父は住民の告解を聞きながらも、集中できずにいた。昨夜、墓守の家で匿っていたレジスタンスの男が、何者かによって殺されたのだ。祖国解放のために闘うレジスタンスの殺害が露見すれば、住民は疑心暗鬼に陥るだろう。戦時下で困窮する村がさらに混乱することを恐れたステフィン神父は、男の遺体をナチスに襲撃された隣町に隠し、事件の隠蔽をはかる。だが後日、ナチス親衛隊のベルトラム中佐がサン=トルワンを訪れる。レジスタンスが匿われていると信じる住民にも、目的が判然としないベルトラム中佐にも、ステファン神父は真実を告げることができない…。孤独に葛藤し、村を守るため祈り続けた神父が辿り着いた慟哭の結末とは。2019年、第9回アガサ・クリスティー賞受賞。

著者等紹介

折輝真透[オリテルマトウ]
2018年、『マーチング・ウィズ・ゾンビーズ』で第4回ジャンプホラー小説大賞受賞。2019年『それ以上でも、それ以下でもない』で第9回アガサ・クリスティー賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

310
折輝真透は初読。本書は第9回アガサ・クリスティ賞を受賞。ミステリーの要素がなくはないし、それがプロット展開の軸になってはいるのだが、内容的にはけっしてそのことが中核をなすわけではない。それどころか、見方によっては、むしろ夾雑物に見えなくもない。大戦末期の1944年、フランス中南部の村サン=トルワンを舞台にステファン神父の行動と葛藤を中心に語られてゆく。ナチスの圧倒的な暴力といった不条理を前にした人々の行動が、いわば読みどころなのだが、神父、フレデリック、マリアンヌあたりはともかく、他の人物たちの⇒2024/02/25

Koichiro Minematsu

59
アガサ・クリスティー賞受賞作ということで読みました。犯人が最後まで分からないというより、犯人隠蔽というストーリーは、舞台が第二次世界大戦末のフランス、ドイツ軍と小さな村、村人の生活と神父という設定がミステリー性を際立たせている。意外とのめり込んでいた自分に驚きました。2021/08/01

rosetta

36
★★★★✮第9回アガサ・クリスティ賞。『マーチングウィズゾンビーズ』はイタタな厨二病だったけど、これは非常に端正な歴史小説で賞に依って書き分けが出来るなんてすっかり作者を見直した。2次大戦中ドイツ占領下のフランスの田舎の村。教会の墓守の家に匿われていたレジスタンスが殺された事を発端に長閑な暮らしと人間関係が崩れていく。村人だけでなく人口の半分を避難民が占める状態でSSに侵攻される。ミステリとして謎解きや推理を期待すると肩透かし食うだろうが銃後の人々を描いた小説として読めば大きな満足感が得られる。2020/01/30

あっちゃん

33
アガサクリスティ賞!ナチス占領下のフランスの田舎町、匿っていたレジスタンスが何者かによって殺されていた!私の苦手分野の設定、地味な年寄り神父が主人公…が、コレがなかなか読ませる(笑)全体を言えば、戦争に翻弄される村人とオロオロするばかりの主人公なのだけど、それが結構深い( ̄▽ ̄)2020/01/22

九月猫

29
第9回アガサ・クリスティ賞大賞受賞作。今回はダブルで受賞作が出て「白」と「黒」ということだけれど、こちらが“黒”いほう? しかし毎回、クリスティ賞は“広義なミステリ”すぎるというか傾向がバラバラすぎる気が…… 今作は読んでいる途中で「わたし、いったい何を読んでいるんだろう?」と。 ナチス占領下のフランスの小さな村が舞台。主人公の神父さまの苦悩も相まって、重い。戦時下の人間関係や心理……ミステリではない形で出会って読んでみたかったと思ったけれど、ミステリじゃなかったら手に取らなかったか。ううむ。2020/06/24

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