ハヤカワ文庫<br> スクールボーイ閣下〈上〉

個数:
電子版価格
¥1,320
  • 電書あり

ハヤカワ文庫
スクールボーイ閣下〈上〉

  • ウェブストアに9冊在庫がございます。(2024年05月18日 19時54分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 461p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150404314
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

ソ連諜報部の工作指揮官カーラの策謀により、英国諜報部〈サーカス〉は壊滅的打撃を受けた。だが、その長に就任したスマイリーは、即座に反撃を開始する。〈サーカス〉の厖大な記録を分析し、カーラの弱点を解明しようというのだ。そこで浮かびあがったのは、パリから東南アジアへと伸びる極秘送金ルート。その受取人をつきとめるべく、スマイリーは臨時工作員ウェスタビーをルートの終着地、香港へ派遣した!ロンドンと東南アジアを舞台にスマイリーとカーラの死闘を描き、三部作の中核を成す巨篇。英国推理作家協会賞受賞の本格スパイ小説。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

182
ソ連スパイ網を解明するため、香港の大物スパイの素性を明らかにしようとする。実業家ドレイク、連れ添う女リーゼ、パイロットのリカルド。ソ連スパイ網の資金の流れに一枚かんでいるらしい。人物の造形に地の文を用いず、ほとんど会話だけで語る。思い込み、偏見、記憶違い、美化、様々な思いから人物像はぼやけてしまう。丹念に情報を収集するスパイの視点からぶれない視点が面白い。アクションは少ないが、老練なスパイが丹念に情報を集める姿はいぶし銀の活躍。2021/08/20

Tetchy

120
この一風変わった題名は前作で大打撃を受けた英国情報部“サーカス”が立て直しを図るべく、復職させたジョージ・スマイリーが東南アジアに派遣した臨時工作員ジェリー・ウェスタビーを指す。彼は“高貴なる”スクールボーイ、ロンドン臨時工作員課程を受けながらも正式採用されず、スマイリーに拾われた野心あるお坊ちゃまなのだ。しかし一種牧歌的な題名とは裏腹にこのウェスタビーが請け負う任務はかなり過酷。パリから東南アジアへ通ずる送金ルートから疑惑の渦中の人物を探る彼が目の当たりにするアジアの残酷は今なお背筋が凍る思いがした。2023/02/21

k5

59
会社の行き帰りとかで漫然と読んでいたのですが、後半、ビリビリ来るような表現や人と人との対峙が連発。ル・カレの世界に浸るために、下巻に行く前にもう一回最初から読みます。2023/12/24

k5

54
あけましておめでとうございます。ちゃんと年末年始で読み直したこの一作。二回目なので流石に事件や登場人物はこんがらがったりしないものの、味わうにはもう一周いるかも、という感触でした。なにしろ第一章はほぼ問題の核心に触れることなく、さざなみが起こるように伝聞と噂が「ドルフィン事件」に近づいていく感じですから。上巻の山場としては、ドレイクやリーゼの正体に迫っていくところもですが、ヘイドンの裏切りでソ連に筒抜けになったスパイ網を、スマイリーがリストラしていくところかも知れません。下巻へ。2024/01/02

羊山羊

31
こんな訳でいいんだよ!新訳版前著の出来が信じられない位、場面が活き活きと脳裏に映る名訳だ。カ―ラの謀略で壊滅したサーカスを率いる我らがジョージ・スマイリはカ―ラを追い詰めるべく中華圏に蔓延る謎の金の動きを追う。書類を見ている時とスマイリーの英国麻薬取締部と植民省との対話スマイリーVSCIAのシーンがその他のシーンがつまらなく思えるくらい緊迫したシーン。ソ連専門家コニ―が書類を探り出すと大体面白くなる。小説って書類探しと対話だけでもこんなに面白いのか。中国実業家と麻薬運び屋に焦点が当たっていよいよ下巻へ。2019/09/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/383757
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品