ハヤカワ文庫<br> …絶句〈上〉

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ハヤカワ文庫
…絶句〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 431p
  • 商品コード 9784150302375
  • NDC分類 913.6

内容説明

“あたし、新井素子っていう19歳のSF作家志望の女の子。で、今、SF新人賞のための原稿書いているところ。『絶句』ってタイトル。読者が絶句するほどおもしろいお話になるはずだったんだけど”なぜか突然、彼女の小説のキャラクターたちが実体化してしまったのである。無茶苦茶に強いヒーローの一郎、マッド・サイエンティストの信拓、超能力をもつ美少女風男の子の拓、素子に瓜二つの人猫の美弥など。やがて、彼ら、まぎれもない新井素子の想像の産物たちは、それぞれの特殊能力を生かして、現実の世界での生活を始めるのだったが…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おはなし会 芽ぶっく 

10
蔵書 小学生に星へ行く船シリーズを紹介したら、懐かしくて読み返しました。上下巻。2020/10/18

いっちゃん

9
学生の頃友達に借りて読んた本。全く内容は思い出せず。途中でやめようかと思うくらい合わなかったけど、下巻に続く…2017/01/29

タケシ

8
これこれ。なんと言っても新井素子の「・・・・・絶句(「・」は5つあるのが正式名称)」は、吾妻ひでおがイラストじゃないとね!小説として世に出たのは1983年。しかしながら、実際には作者が中学生の時にこの作品は考案されていた訳で。そう考えると、余裕で40年以上前に作られたお話なのです。それなのにこの斬新さ。「作者を主人公にする」っていうのは、ある意味究極ですよね。小説の作者のインナースペース問題と、動物達による革命。この2つの話をテーマに、下巻に続きます。新井素子の代表作の1つなのは間違いありません。2017/04/28

CCC

6
若いというよりも幼い文章、行き当たりばったり感溢れる展開、と言うと酷評っぽいが、それが作品の欠点になっているように思えない不思議。枠に嵌っていない、とは言えないけれど、自由です。思う存分、作家の欲に従って書かれた、という感じがします。『こうすべき』ではなく『こうしたい』で書かれた感じが。2013/12/25

仲本テンカ

5
乙女チックなSF。新井素子節、全開です。不思議な文章だけど読み易く、発想は奇抜だけれどもブレは無く、古さはあるけど斬新で。いやはや、なんだか引きこまれます。これでもまだ、上巻。続きが気になります。2013/07/08

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