内容説明
帝都アドリランカの一角を取りしきるヴラド・タルトシュ。彼はジャレグという小さな竜に似た生き物を使い魔とし、全身に武器をまとい、剣の腕ばかりか妖術にもすぐれた暗殺者としても知られていた。そんな彼のもとに、ドラゲイラ族ジャレグ家の権力者デーモンから、盗みをはたらいたメラーという男の暗殺を依頼される。だが簡単な「殺し」と思えたこの仕事の裏には、帝国を根幹から揺るがす怖るべき陰謀が隠されていた。
著者等紹介
ブルースト,スティーヴン[ブルースト,スティーヴン][Brust,Steven]
1955年生まれ、ハンガリー系移民の血筋を引いている。ミネソタ州でプログラマーとして生計をたてていたが20代半ばで失業。妻のすすめもあって、失業後の数カ月で書き上げた『勇猛なるジャレグ』で1983年にデビュー
金子司[カネコツカサ]
1969年生、1992年明治大学商学部商学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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すけきよ
1
全く説明されない固有名詞や事件の名前が、この世界にのめり込むのに効果的で、ハードボイルドタッチのストーリーとよくあっている。ファンタジーなアイテムも、うまく組み込まれているんだよなぁ。あちらを立てればこちらが立たず、と言う状況を、ヴラドが仲間と共に、どうやって解決するのか?魔法によるペテン、という感じなんだけど、その魔法の使い方が、科学っぽいところも、また好み。魔法も万能ではなく、論理的に暗殺計画に組み込まれていくのは、ちょっとダーシー卿シリーズに近いものがあるかも。2006/02/05
RYUJI's_Partner(ATM)
0
再読。相変わらずイイ。2011/09/06
いちみ
0
ファンタジィ、なのにハードボイルド。 感想:http://blog.livedoor.jp/ichimi_10/archives/50357522.html 2006/02/28
レンズマン
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意外と面白かった。2009/09/11
そそのか
0
おもちろいです。続刊の予定がなさげなのが残念