ハヤカワ文庫
ブラッド・プライス―血の召喚

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  • サイズ 文庫判/ページ数 445p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150204006
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

カナダの州都トロントで酸鼻な連続殺人事件が発生。犠牲者はみな喉を切り裂かれ、血を吸い取られた凄惨な死にざまだった。新聞はこぞって書きたてた―「吸血鬼、街を徘徊!」偶然、最初の殺人事件を目撃した元トロント警察殺人課刑事、今は私立探偵のヴィッキー・ネルソンは、被害者の恋人から依頼を受け、調査を開始する。犯人は本当に吸血鬼か?調査を進める彼女の前に、やがて事件の背後に隠された驚くべき真相が。

著者等紹介

ハフ,タニア[ハフ,タニア][Huff,Tanya]
1957年、カナダのノヴァ・スコシア州ハリファックスの生まれ。オンタリオ州キングストンで育ち、カナダ海軍に3年間勤務。その後、ライアスン技術専門学校にてラジオ・テレビアーツの学位取得。卒業後にカナダのTV局CVCで脚本家見習い兼裏方として下積み時代を過ごし、その後、カナダのゲイ・レズビアン文学をリードしたバッカ書店にて8年勤務。1992年からトロントのダウンタウンに移住。現在はトロント郊外に住んでいる。作家としてはすでに20年以上のキャリアを持つベテランで、ホラー、ファンタジイ、ロマンス小説と守備範囲が広く、多彩な職歴から得た経験にもとづく骨太な筋立てをつむぎだすと定評があり、現在カナダ文壇きっての売れっ子作家のひとりである

和爾桃子[ワニモモコ]
慶應義塾大学文学部中退、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぱでぃんとんⅡ

4
最近たくさん発行されている吸血鬼物を読んでいたら、久しぶり読みたくなって引っ張り出してみました。結構血まみれの話だったのを、すっかり忘れてた…。登場人物たちが好きだし、続きが気になるんだけど出してくれてないんですよね…。先日、この作者さんのSF物が翻訳されたし、こちらのシリーズもぜひ続きを出してほしいものです。2011/05/19

47

3
元刑事、現私立探偵のヴィッキーはトロントの街を襲った凶悪事件を捜査する事になるのだが、その陰にはなんと空想上の物としか思えない怪物の姿が……。面白かったー、んだけどまさかシリーズ物だとは。ヴィッキー、ヘンリー、マイク等の活躍、そして関係の変化がもっと見たい!続編の翻訳が待たれます。2012/05/17

Alice@JazzCafé

2
トロントを舞台にして、元敏腕刑事の私立探偵ヴィッキーが、ある事件の捜査中に知り合ったヴァンパイアーのヘンリーとタッグを組んで事件の解決に奔走するという内容で、ミステリーとアーバン・ファンタジーが合体したような小説。普通なら当然ヴィッキーとヘンリーは恋に落ちる筈だが、ヴィッキーの元カレで元同僚刑事のマイクとヨリを戻しそうな雰囲気だし、三角関係へもつれ込むのか、それともヘンリーの片思いに終わるのか、今後の展開が気になるところ。ヘンリーの過去の話も面白かった。91年初版で、カナダでテレビドラマ化もされたらしい。2012/02/17

紫野

2
これって、続きでないのかな?待っているんだけど。2012/01/12

sezmar

0
2013/12/22 吸血鬼であることを隠しながら暮らすのは年々難しくなるなあ、と思った気がする。

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