内容説明
カーランの到着を待ちわびるリチャードのもとに、恐ろしい知らせがもたらされた。彼女が戦いに巻きこまれ、“予見師の宮殿”へ連れ去られたらしいというのだ。激情に駆られたリチャードは、本能にまかせて太古の魔法を呼び起こす。カーランのもとへいかなければ、彼女を救い出さなければという一心で。だが、魔法の力を借りてたどりついたリチャードを待ち受けていたのは、あの忌まわしい敵だった!第3部ついに完結。
著者等紹介
佐田千織[サダチオリ]
関西大学文学部卒、英米文学翻訳家
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感想・レビュー
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deltazulu
1
毎回のことながら、部の完結編は怒涛の展開ですね。闇の信徒が宮殿に戻ったことで、本当にどうなることかとドキドキが止まらない。それでも皆が乗り切ることができたのは、愛する人への想いと支えてくれる人たちの想いがあったからだと思います。ほんと良かった。続きが楽しみ。2011/05/28
meirin
1
カーランや3人のモルドシスたちがどんどん人間味溢れるのがすごく好き。しかし、アン元院長の首輪をつけるという考え方はちょっと、無理。ヴァーナも自分がつけられて、それがどんなものかを知ったみたいだし、シスターたちはみなそれを一回着けて見ろや!と思ってしまった。ゼット好きなんです。2011/05/10
GAKU
0
なかなかの盛り上がり。女王との戦いはなにかロマサガを思い出したのは俺だけか。しかし、無情にも4部がすぐ始まるのであった…。2010/04/30
なるかみ憂
0
★★★3部4/42003/11/19
加治佐不比等
0
原題の直訳『同士の血』、構成分析:党派 3(リチャード、番人、ジャガン)、スレッド12(リチャード、カーラン、ゼッド、ヴァーナ、グラッチ、ベルダイン、ウリシア、メリッサ、レオマ、ブローガン、ジャガン、ムリスウィズ)、ノード83。2020/02/17