内容説明
はるか昔、アレマニ人は疫病や子供たちの誘拐事件を理由に大規模な魔女狩りをおこない、魔女一族シャーリアを滅亡に導いた…。それから3世紀。19歳のブライアリーは魔女であることを隠し、治療師として海辺の洞窟にひっそりと暮らしていた。ところが、重傷を負った少年を治療するために、アレマニ人の若き伯爵メルファランのまえで魔女の術を使わねばならなくなり…気鋭の新星が贈る異世界ロマンス3部作堂々開幕。
著者等紹介
マーセラス,ダイアナ[マーセラス,ダイアナ][Marcellas,Diana]
2001年、『海より生まれし娘』でデビューしたファンタジイ界の新星。アリゾナ州在住
関口幸男[セキグチユキオ]
1935年生、広島大学教育学部卒、英米文学翻訳家
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感想・レビュー
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いっちん
9
図書館で見つけた1冊。かつ初めての作家さん。話がなかなか進まない。魔女の資質で、治療師をしているけど人の考えが聞こえてくる。ただ、なんだかその気持ちがコロコロと変わるような気がする。サレイの事も結局は貴族で自分とは違うとコロッと変わってしまうし…そういう心の動きに若干戸惑いを感じる。あらすじにはロマンスとあるけど今のところ全くそんな気配はなくて、ラストの方でメルファランとの間にある微妙な空気を漂わせているけど、このままいくと不倫、愛人になるしな〜。全く先が読めない。そういう意味で続きが気になる。2016/07/21
しまっち。
3
表紙の皇名月氏のイラストが好きで読んでみた。300年前に抹殺されたはずの魔女一族、その魔女として産まれ、先人達の隠れ家で知識を得ながら町の人を癒す治療師として生きているブライアリー。しかし人前で魔女の術を使った事で魔女裁判にかけられることになってしまう。魔女の資質ゆえに人の考えや感情が分かってしまうが流されず、達観していて芯のある19歳のブライアリー。でも伯爵メルファランとの恋の予感にはどう向き合うのか。イラストが合っていて全体的に気品を感じる。新鮮さはないけれど、続きは気になるので読んでみる事にする。2015/11/14
真時
0
☆☆☆☆