内容説明
“光の子”の国アマディシアでは、ペドロン・ナイアル大主将卿がアル=ソアを倒し、全界をその手に握るべく、着々と策をめぐらしていた。イレイアン、ギールダンなどの各国へ使節を送って密約をかわすと同時に、掌中におさめたモーゲイズ女王を使って、アンドール王国を“光の子”の支配下におこうと画策していたのだ!一方、シームリンの新市内に異能者がいるとの情報に、アル=ソアは真相を確かめに宿へと向かうが…。
著者等紹介
斉藤伯好[サイトウハクコウ]
1935年生、明治大学政治経済学部卒、英米文学翻訳家
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感想・レビュー
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ナハチガル
9
世間知らずで気位の高いMorgase が、下賤の者たちになめられるのが不憫。ほんとこういうシチュエーションが多い。そこが面白いのではあるが。あと前も書いたかもしれないけど、用語集の固有名詞の読み方が、多分親切で発音記号じゃなくてネイティブに優しい表記なので、非ネイティブにはとてもわかりにくい。「カエムリン」じゃなくて「シームリン」?「モルガセ」じゃなくて「モーゲイズ」?と、いつもとまどう。ところでドラマ化の際に「モイレインは仏語風にモワレインが正しい」という悶着があったが、結局どうなったんだろう。B。2022/12/16
hirabat
1
予言や予知が多すぎて、どれが実現するのかさっぱり予想がつかないというのは、参入障壁あげてるよね。2012/03/10