ハヤカワ文庫
魔道士の掟〈1〉探求者の誓い―「真実の剣」シリーズ第1部

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  • サイズ 文庫判/ページ数 351p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150202958
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

父を惨殺された森の案内人リチャードは、悲しみに打ちひしがれていた。犯人の手がかりを求めて森をさまよううちに、魔法の国との“境”近くで偶然ひとりの女性の命を救う。彼女の名はカーラン。遠い昔に姿を消した偉大な魔道士を見つけるため、魔法の国からきたという。彼女とともに魔道士を探す途上、リチャードは父を殺した邪悪な魔王の恐るべき陰謀と、自らが持つ大いなる力を知った!新感覚ファンタジイ巨篇、堂々開幕。

著者等紹介

グッドカインド,テリー[グッドカインド,テリー][Goodkind,Terry]
1949年アメリカ・ネブラスカ州オマハ生まれ。1969年に美術学校を卒業後、画家、家具製造者、工芸品の修復職人などの仕事を転々とする。処女作である本書が1994年に出版されるや、ファンタジイ界に大旋風を巻き起こし、一躍人気作家となった。現在、アメリカ北東部の森の中で暮らしながら、シリーズを書きつづけている

佐田千織[サダチオリ]
関西大学文学部卒、英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山川欣伸(やまかわよしのぶ)

13
偶然助けたカーランと共に、父の遺志を継ぎ、魔王の陰謀に立ち向かう森の案内人リチャード。本作は、リチャードの成長と、彼が直面する運命の真実を描き出した物語です。この作品は、一見すると純粋な冒険譚と思われがちですが、核心には「真実」を問うテーマが息づいています。リチャードがカーランから教えられる「真実の剣」の力とは何か、その剣を持つ者が持つべき真実とは何か、これらは単なる魔法や武器ではなく、物語の根底に流れるテーマだと思いました。 2024/04/06

あお

7
森の描写をとっても、木の匂いや木々の間から射し込む光の美しさが頭の中で現実として浮かび上がってきた。なにより世界観がしっかりしているので、幻想的な世界にすーっと入っていけた。展開はベタではあるが、主人公の青年にこの世の理を諭すゼットが哲学者の様で気に入った。 この本を紹介してくれた友人に感謝。2014/05/08

mayuri(Toli)

6
まだ長大なシリーズの本当に最初の部分なので何とも言えませんが面白いです。展開が早くて飽きさせない魅力がありますね。本書の特徴はその登場人物の少なさかな。これだけ長いファンタジー小説なのに登場人物はリチャード、カーラン、リチャードの兄のマイケル、リチャードの友人のゼッドとチェイスと言う5人ほどしか出てきません。その中でも私が好きなのはカーランです。最初は謎めいたスーパーウーマンなのかと思ったけれど、意外と弱い部分もあってこう、魅力的にみえます。王道ファンタジーだけど、普通のファンタジーとはちょっと違うかも。2013/04/09

柏葉

4
珍しく海外ファンタジーなぞ手にとってみたり。剣と魔法のファンタジーらしいファンタジーに分類されるのかしら。2011/06/26

deltazulu

3
森で出会ったミステリアスな女に興味をひかれて、そんな彼女と友だちになって手を貸していくうちに、当事者の一人になっていくという展開は、予想通りのところもありつつ、予想外のところもあって、ぐいぐい引っ張られる。面白い。始まったばかりの物語がどう進んでいくのか、続きがたのしみでなりません。2011/04/20

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