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朝っぱらから電話の精霊にたたき起こされたぼくは、デヴォンシャーにある魔法処理場から有害魔法が漏洩しているとの情報を得た。さっそく調査してみると、なんとその周辺地域では、過去一年間だけで吸血鬼の赤ん坊が三人、狼憑きが二人、そして魂をまったく持たない赤ん坊が三人も生まれていたのだ!科学の代わりに魔法が支配するもうひとつの地球を舞台に、捜査官フィッシャーの奮闘を描く傑作ユーモア・ファンタジィ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kannkyo
2
タートルダヴ氏の英語の洒落もさることながら、佐田氏(訳者)による英語の翻訳も見事である。訳中にタートルダヴ氏の原作における洒落の解説も交えつつ、佐田氏のオリジナルの洒落も加えるテクニックは見事というほかない。2006/11/03
ナユタ
1
設定が面白い。世界観としてはのび太の魔界大冒険に通じるものがある。主人公がユダヤ教徒っていうのも斬新。2010/08/24
不以
0
機械が魔法に入れ替わってもやはり環境汚染は起きていた、立ち上がれ環境省公務員。というジョーク。小ネタのみに終わらず大筋も結構楽しい。2012/05/30
yamaaacho
0
再読。ユーモアファンタジーの佳作。この設定でシリーズ化して欲しいぐらい好きだったり。2011/08/09
inugamix
0
明るくコミカル。中学生ぐらいで読みたかったなぁ。2010/09/19