内容説明
ヘジは裡に秘めた能力から呪い師としての訓練をうけはじめ、その実力をめきめきと上げていった。一方ペルカルは、このままでは世界中の神が大河の神に呑みこまれてしまう、という大鴉の神のことばを信じ、大河の神の息の根をとめるために、その源をめざす。だがそれを阻止しようと、よみがえった暗殺者をはじめとする、大河の神の手のものによる妨害が次々と一行に襲いかかる。壮麗なる異世界ファンタジイの傑作巨篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みっくん
2
水の都の王女の結末が見事につきます。色々と犠牲もあったけれど、ハッピーエンドですね。壮大なファンタジーが好きな人にお勧め、かな。2018/10/26
レンズマン
2
期待したいたとおりの結末になってよかった。ゲーは完全な悪とは思えなかったから。2011/08/08
こみ
0
内容は完全に前作『水の都の王女』の続編。神と人とが共存する世界で、それぞれの希望や目論見を抱えて旅をし、戦う物語。どうなることかとハラハラさせる展開ながら、ラストは実に清々しい。見事な世界観にどっぷり浸った。印象的だったのは終盤に出てくる「どの季節もさまざまな色の春」という言葉と、「子供だったこともない人間が、どうして大人になれるかしら?」という台詞。希望あふれる未来の暗示と、人が抱え続ける傷跡。良作。2016/12/13
kei
0
☆☆☆☆2011/06/12
reeree
0
原題「The Blackgod」。「水の都の王女」の続編。さらに続編出してくれてもいいと思う。大河の神"取り替えっ子"の名前の由来説明は結局出てこなかったような。なんとなく想像出来るものはあるけれども、はっきりとは示されませんでしたね。そして下巻表紙絵の金髪女性は誰ですか?上巻表紙の男性が黒き神なのはわかります。「水の都の王女」下巻表紙の男性はペルカルですよね。上巻表紙の金髪女性は誰?「水の都の王女」表紙の女性はヘジか小川の女神で、「神住む森の勇者」表紙の女性はヘジのイメージっぽいですが。小川の女神も王女2010/05/09