内容説明
貴族の圧政に耐えかねたシャリーン市民が暴徒と化してベヴィアール宮を襲った。なんとか宮廷から脱出したエリステは侍女と共に祖母の屋敷に潜伏し、混乱が去るのを待つことにした。ところが、急進派の首魁ウィス・ヴァルールが魔力で動く古代処刑機械をよみがえらせ、あろうことか国王を処刑し、徹底した貴族狩りを開始したのだ。迫りくる死の運命から逃れるためエリステたちは都からの逃亡を決意するが…。
感想・レビュー
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金木犀
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FT206 1995.5初版 騒乱の国ヴォナール2
suzuki-takefumi
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前半は革命から粛正への推移を描き、陰鬱で単調な展開が続く。だが終盤の主人公の零落展開は実にすごい。主人公が才覚を生かしながら。それでもじりじりと滑り落ちていく描写は、暗澹としていながらも引き込まれる。2009/02/01
