内容説明
12世紀英国。ハンティントン伯爵家では、十字軍遠征から生還した嫡子ロバートを囲む祝賀会が開かれていた。領主の娘マリアンは一縷の望みを胸にこの祝賀会に駆けつけた。ロバートなら、同じ十字軍で死んだ父の最期を語ってくれるはずだ。かくしてマリアンは出会った、後のロビン・フッド、己の恋人となる運命の男と…。伝説の人物たちの姿を生き生きと甦らせた新たなるロビン・フッドの物語、ここに登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
suzuki-takefumi
3
登場人物がどいつもこいつもぐっと来るぐらい魅力的。特にギズボンのガイがいい。有能な執事ではあり、金で地位を買った騎士で、自分を「誰からも軽んじられている」と思いつつ、マリアンへの恋心に苦しむ。いいわ。2013/10/29
鐵太郎
2
あらたなロビン・フッドの伝説。この巻ではお話は、ハンティントン城でのパーティと、そこに現れた招かれざる客モルテイン伯ジョン、父と子の反目と進みます。そして、木訥な羊飼いリトル・ジョン、ちょっと愚鈍な浮浪児のマッチらの登場。殺人鬼ウィリアム・スカーロックにさらわれたマリアン。ノルマン人の兵隊にロビンと名乗ってシャーウッドの森に向かうロクスリーのロビン。ここで、中途半端に第一巻は終わりです。2009/01/24
金木犀
0
FT192 1994.3初版 シャーウッドの森の物語1 表紙/森川久美
uryutalk
0
恐ろしいことに30年くらい積んでた(笑)名前は知ってるけど良く分からないロビンフッドのお話。序盤は兎に角展開らしい展開がないので退屈。人物描写を丁寧に行っているのでこのあと物語が動き始めると面白くなりそうな予感(笑)2023/01/17
幻
0
歴史小説的な側面を強調したロビン・フッド物語。現代日本のようすきま風を通さない家と温かいベッドすら貴重な時代だとかそういうのが好きならアタリ。2021/05/03