内容説明
ガリオンとセ・ネドラの一粒種ゲラン王子を誘拐した真犯人はザンドラマスだった。どうやら、この〈闇〉の権化ともいうべき謎の人物は、なんらかの理由で、『ムリンの書』に記された場所―もはや存在しない場所へとゲラン王子を連れていくつもりらしい。だが、いったい何処へ?確かなことは、蛇の女王の国ニーサへ向かったということだけ。これを知ったガリオン一行は、神々の父ウルより神託を得たのち、さっそくニーサへと向かった。だが、旅の途中、一行は夢にだに想像しなかった恐るべき敵―この世で最後の巨大なドラゴンに襲われた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みっくん
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蛇となったサルミスラと再会。ドリュアドの森への再訪など、前回をなぞる旅。そういう設定なんですけれど、なんとなく退屈。2019/02/16
sanewo
1
昔読んだ1999/01/01
uryutalk
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ザンドラマスを追いかけてガリオンの探索の旅は続きます。歴史は繰り返すと言わんばかりになんか似たよーなイベントなんだけど、そういうもんだってベルガラスに言われてしまうと納得するしかないよな。ガリオンが大人になったぶん、安心感は増してるのが、なんとなく物足りないかも。2015/02/02
ホレイシア
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これ、後半のシリーズの10巻の中の1冊だから、どの巻だったかはタイトルから推し量るしかないのだが、狂気に陥って死んだ父親を持つ王が、自分もいつかそうなるのではないかと脅え続けてきたという話があって、心底同感し、不覚にも泣きそうになった。まったく同じ状態で育ってきたから。物語の方は王妃様が浮気をしてできた子で、狂王の血は引いてないのよ、だから大丈夫というオチだからいいんだけど、私の場合は違うので「キチガイ」は結構こたえるんだよね。2008/01/06
ホームズ
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1996年12月8日再読