ハヤカワ文庫<br> 帝国の娘〈下〉

ハヤカワ文庫
帝国の娘〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 308p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784150201272
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

世間知らずのかよわい娘マーラは、常に生命の危機にさらされる権力闘争への道を歩みだした。最終目的は、父と兄を奸計によって死に追いやったミンワナビ家打討。とりあえず強力な後立てを得るため、マーラはアナサティ家の三男ブントカピと契を結んだ。だがこの男、横暴で気が短く、しかも名家の長となったことで酒と女の日々を送るしまつ。やがてブントカピとの間に嫡子を得たマーラは、この能無し夫の殺害を企むが…。好評〈リフトウォー・サーガ〉の世界を舞台設定に、無垢な少女が屈強な男たちを相手に成長していく過程を描いた話題作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アイゼナハ@灯れ松明の火

24
面白かったー♪名誉を重んじる世界のなかで、ルールの隙間を縫って繰り広げられる権謀術数の世界・・・とっても好みのお話でした。こちらは隙を見せずにチャンスを待つこと、獲られたチャンスは最大限活用すること、結構えげつない手も使っているのにマーラに一種の爽快さを感じるのは、その辺を一生懸命やっているからなのかも知れないなぁ。名誉を逆手に、宿敵であるミンワナビ家の本拠地に招き入れられたマーラ。如何にして死地を脱し、ピンチをチャンスに変えるのか・・・いや、本当に楽しませてもらいました。2010/10/02

駒子

4
面白かった。続きが読みたい。2014/12/28

あちこ

3
面白かった! マーラの勇気と知性に乾杯。軍事大臣の誕生会、あいだじゅう緊張しっぱなしだったわ。完全勝利にすっきり。2012/09/28

かなずちラッコ

2
発売日が30年以上前で、おそらく原作はもっと古い。シリーズ?の他の話を知らないので、いきなり魔法とか出てきて微妙。2023/02/26

あさ

2
機転と知恵で高等会議のゲームを生き抜くスリリングな展開。ゲームの機微を理解しているかどうかが支配者の資質のよう。再読してもやはり満足度高。続きの翻訳をずっと待っているんだけどな…。2011/12/30

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