ハヤカワ文庫<br> ウィンターズ・テイル〈上〉

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ハヤカワ文庫
ウィンターズ・テイル〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 485p
  • 商品コード 9784150200930
  • NDC分類 933

内容説明

19世紀末のマンハッタン。ピーターは雪におおわれた公園を、こけつまろびつ必死に逃げまわっていた。彼は裏切り者として、仲間の盗賊たちに追われていたのだ。敵は多勢、ピーターは一人、彼の命もあわや風前の灯かと思われた時、1頭の白馬が現われた。彼は天の助けとばかりに白馬に跨がるが…。チャールズ・ディケンズの奇怪な登場人物、ガルシア・マルケスの魔術的リアリズムの手法、ジョン・アーヴィングの悲喜劇性、トールキンの神話創造力―これらの要素をひとつにして、現代アメリカ文学の旗手が壮大な物語空間を構築した超話題作!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おおた

3
32人しか読んでないのがもったいないファンタジー。といっても、正統派ファンタジーからマジックリアリズムまで持ち出される割には、『ゲイルズバーグの春を愛す』に近い、優しさと正しさの手触り。古き良きアメリカのおおらかさが好きな人はBGMをシナトラで、ぜひ。2012/03/20

ベック

1
本書もそうだしホーバンの「ボアズ=ヤキンのライオン」とか、ほんと早川のFT文庫には絶版になったお宝がいっぱいあるんだよ。みんなこんな素敵な本読み逃していたら一生の損だよ。読みたいけど本がないと嘆いている人、血眼になって捜しなさい。それだけの価値のある本なのだよ、本書は。

Hepatica nobilis

1
言葉で紡ぎだすイメージ、情景がとても美しい小説。ニューヨークを舞台にこんな話が書かれるとは驚き。ちょっと冗長だが手に入れて読む価値はある。

canabi

0
26−20102010/04/01

えーいち

0
最高に面白い‼

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