感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
斑入り山吹
3
いや参りました。どんでん返しにつづくどんでん返し。大団円に落ち着くだろうとは思っていても、こういう道筋とはね。レーデルル、身を案じて別れるように言われても絶対一緒にいると突っぱねたり、愛していると言ったり、ハグしたりキスしたりしてとことん思わせぶりなくせに、一線だけは絶対越えさせようとしないなんていけずな女だ。マキ氏も若書きかもな。サイベルもなかなかわがままだったし。しかし最後まで、なんでこんなに酷い戦いが起きなければならなかったのか、ちっとも分らなかった。その点は、そういうもんなんでしょ、くらいの納得。2012/01/11
ホレイシア
3
何度読んだか(笑)。
ihatov1001
2
イルスの竪琴三部作の完結編です。第一部の主人公モルゴンと第二部の主人公レーデルルのふたりを中心に物語が進行してゆきます。来るべく最終決戦までの道のり非常に厳しく、そして最終決戦が凄惨な分、平和をかみしめながらの穏やかな幕引きは心に沁みました。ふたりは七夕の織姫と彦星のようにたまには会って愛を確かめ合うのでしょうか。この壮大な物語は神々の物語、すなわち神話なのだと思いました。2022/06/29
nrtexp
2
これをはじめて読んだのは30年前だった・・
uryutalk
1
長かったモルゴンの闘いもいよいよ終わりです。結局、大地の主たちって何だったのか分からず終い。つまるところこの世界ではない別の世界で起こったことで、その世界の住人でない我々には理解できないのかもしれない。この謎解きの答えはどこにあるんだろう?というかこの三部作がその答えだったのかなぁ。どうでもいいけど山岸良子のカバーが素晴らしい。挿絵はいまいちだけど。2019/09/22