ハヤカワ文庫
カメレオンの呪文 - 魔法の国ザンス1

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  • サイズ 文庫判/ページ数 458p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150200312
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

〔魔法の国ザンス1/英国幻想文学賞受賞〕魔法がすべてを支配している別世界ザンス。この世界では誰もがひとつは魔法の力をもっている。だが、ビンクだけは例外だった――25歳になってもいまだに魔法をかけることができないのだ! ビンクは己れの内に潜む魔法の力を見極めるため、試練の旅に出るのだが……?!

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HMax

16
大昔に読んだ本。子供に紹介して、面白かったと喜んでいたので再読です。やっぱり面白い。よくこんな駄洒落を翻訳出来るんだと感心。心に残る一言ふたつ。「美しい娘は好きだ。それに頭のいい娘も好きだ。だけど、両方備わった娘は信用しない。」「結果は手段を正当化しない。」2017/10/27

円盤人

8
誰もが魔法を使える国・ザンスに住む青年ビンク。しかし、彼に能力が発芽する様子はなく……。本作を第1作に40冊以上を重ねるシリーズだが、ザンスはメルヘンとユーモアだけに彩られた世界ではない。それが現実的で良い、という向きはあるだろうが、前世代移住者の粛正や強姦の査問会といった要素が、作風にマッチしているかというと微妙である。「びくびく虫」の危険性などもその名前ゆえに緊迫感を欠く。サブリナに対し唐突に冷淡になるのもいただけない。ただしビンクの力の秘密や醜い娘の正体などはミステリ的なロジックが精緻でおもしろい。2022/05/21

Gannet

7
随分前に読んだので細かい内容は忘れましたが、世界の設定がユニークで物語も面白くて楽しんで読みました。そのうち再読したいな。

mayuri(Toli)

7
初読。読むにつれて面白さがわかってきて一気に読んでしまった。トレントが大好きすぎます。それにしても、思わずくすっと笑ってしまうことのなんと多かったことか。論理的だけど、ユーモラスなファンタジでした。2012/01/04

RE:PIRO

7
学生の頃自分をファンタジー好きにさせた原点のような作品。 魔法の国ザンスというが舞台で、主人公は魔法力はあるけどそれが なんなのかが具現化できないビンクという青年。 ザンスでは成人の儀式で自分の魔法力を表現しないと 魔法障壁の外にあるマンダニアという国に永久追放されてしまう。 ビンクは自分の魔法がなんなのかをつきとめる為 なんでもひとつだけ質問に答えてくれる良き魔法使いハンフリー のもとへ旅に出る。 っつー話なんだけど、メルヘンあり、哲学的な要素あり 読んでる間幸せになれる作品でした。2011/07/11

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