感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mayuri(Toli)
3
ドラゴンというと、西洋では邪悪の象徴であり、そういったものがどうやって描かれるのか、楽しみに読みました。邪悪で、ドラゴンということで想像される悲惨な結末とは打って変わって、この本で描かれるドラゴンは非常にコミカルです。そのため、非常に軽い気持ちで読むことができます。ドラゴンというより、むしろドラゴンを退治したあとに与えられる美しいお姫様という褒賞の方が重点を置かれている感じで、そこは非常に興味深かったのですが、その分ドラゴンに対する敬意のようなものは感じられず、ドラゴン好きの方は物足りないかもしれません。2014/12/28
timeturner
2
イギリス人が思い描くドラゴンには、失われたものへの郷愁のようなものがつきまとうのに対して、アメリカのドラゴンは、いくらでも使い回しのきくキャラクターのひとつでしかないように見える。2014/01/08
ジョニジョカ
1
L.P.ハートリイ「コンラッドと竜」が味わい深かった。イラストが天野喜孝なのも嬉しい。2017/04/30
廃墟の人
1
名だたる作家人によるドラゴンに関するアンソロ。正直なところ、あまり面白くない。後書きに方にある「気さくなドラゴン」に関する本の手がかりになった点では良かった。2014/05/14
檸檬
0
再読。ドラゴンの執念及びコンラッドと竜の2編が秀逸2016/02/19