内容説明
「きみは士官学校の恥だ」と校長。「1500時までに退学届けを提出したまえ」そんな、あたしはただ親切心から下級生の頼みを聞いただけなのに!お人好しな性格があだとなり、事件に巻きこまれて士官学校を退学になったカイ・ヴァッタは、傷心を抱えて故郷へと戻った。そんな娘に、航宙会社を経営する父はおんぼろ貨物船の船長を命じる―ベテランクルーにかこまれ、辺境星域に貨物を運ぶ簡単で安全な仕事のはずだったが。
著者等紹介
ムーン,エリザベス[ムーン,エリザベス][Moon,Elizabeth]
1945年テキサス州生まれ。ライス大学で歴史を専攻した後、海兵隊でコンピュータ関係の仕事につく。退役後はテキサス大学に入り直して、生物学を学んだ。子供時代から詩や小説を書いていたが、本格的に作家を志したのは30代半ばからだという。初長篇は1988年刊行のファンタジイ『Sheepfarmer’s Daughter』で、第一長篇を対象としたコンプトン・クルーク賞を受賞。以来、アン・マキャフリイとの共著を含め18作の長篇と2冊の短篇集、そして、雑誌やアンソロジーに数多くの短篇を発表している。2003年刊行の『くらやみの速さはどれくらい』は、画期的治療法の実験台になれと言われた自閉症の青年の人生の喜びと葛藤を繊細に描き、21世紀版『アルジャーノンに花束を』だと高く評価され、ネビュラ賞を受賞した
斉藤伯好[サイトウハクコウ]
1935年生、明治大学政治経済学部卒、英米文学翻訳家
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