ハヤカワ文庫<br> ゴールド―黄金

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ハヤカワ文庫
ゴールド―黄金

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  • サイズ 文庫判/ページ数 548p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150113438
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

映像化不可能と思える内容の原作を、コンピュータを使っていかに立体映像化するか…難問を与えられた演出家ウィラードの苦闘を描き、ヒューゴー賞を受賞した表題作、作家志望のロボットの奮闘をブラックなユーモアに包んで描きあげた名作「キャル」などのSF短篇に加え、巨匠みずから読者にSF小説作法を伝授する「SF作家になるためのヒント」ほか、エッセイの数々をあわせて収録した、アシモフ最後のSF作品集。

目次

第1部 最後の物語(キャル;左から右;フラストレーション;幻覚 ほか)
第2部 サイエンス・フィクションについて(最長の航海;世界の創造;空飛ぶ円盤とSF;侵略 ほか)
第3部 SF小説作法(プロットについて;隠喩;アイデア;サスペンス ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ニミッツクラス

27
01年(平成13年)の税抜920円の青背初版。アシモフより3歳年長のクラークは2008年死没。アシモフは92年没だから、21世紀どころかWindows95にも間に合わず…新世紀を見たかっただろう。本書は第一部の晩年(85~91年)の作品15編、第二部と三部のSFと小説作法のエッセイで構成。作品群には著者お約束の楽屋ネタ的コメントが無い。本書が没後に編纂されたとは言え、執筆小話が無いのは83年からの体調不良が大きな要因だろう…と言いたいが、シャカリキにエッセイ部分は書いているので注力の選択かな。★★★★☆☆2022/10/05

suzuki-takefumi

5
アシモフの短編小説とエッセイからなる“アシモフ・ア・ラ・カルト”。小説は巻頭の短編以外今ひとつ。エッセイは多分、他の作品を知っていた方が面白い。これを“アシモフ入門書として最適”というのは無理がある。2008/09/02

いちはじめ

4
晩年のSF短篇を集めた第一部、アイザック・アシモフズ・サイエンス・フィクション・マガジンの巻頭言などのSF関連エッセイ集の第二部、SF小説作法を語った第三部という、没後出版でなければ許容しがたい不思議な構成。第一部の小説は全盛期と比べる気にもなれないくらい、ファンとしては哀しい出来。ただ、後半のエッセイはアシモフ節健在といった感じで、嬉しくなる。2001/02/19

Kuliyama

2
アシモフの全ての作品を読み終わった方ならばお薦めできるかと。もし未読ならば、ロボットシリーズ、鋼鉄都市シリーズ、ファウンデーションシリーズを強くお薦め致します。2015/08/07

黒川

2
 いつものアシモフ、安定した面白さを保証してくれます。ただ、それ以上のものを求めるのはこの作品集には酷かもしれません。  後半のエッセイ集は作家本人やその周りの人々に興味がある読者なら充分に楽しめるものになっていると感じました。  作家志望の方が参考に読んでみるのも一興かもしれません。

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