内容説明
12歳の少女バーバリは、ようやく夢にまで見た宇宙ステーションに行けることになった。新しい生活への期待に胸をふくらませるバーバリ。けれどもシャトルに乗りこむ彼女の上着のポケットには、ちっちゃな秘密が隠されていた―大好きな子猫のミッキーを、こっそりしのばせていたのだ。たとえ宇宙に行ったって、ぜつたいこの子といっしょにいたい。でも、もし見つかったらどうしよう…?元気いっぱい夢いっぱいの、かわいい少女と小猫が星空を走りまわって大冒険。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KANEO
18
猫が宇宙に行ってなにが悪い。宇宙での生活を夢見る孤独な少女バーバリは愛猫の子猫ミッキーをともにスペースシャトルに密航させペット禁止の宇宙ステーションで生活しようとするが…。SF設定はしっかりしていながらも読み易いSF小説です。表紙と挿絵のイラストが可愛らしく90年代はじめ頃のOVAを見ているかのような気分を楽しむことができました。気ままで悪戯好きな猫と、それに起因するトラブルに翻弄される少女が魅力的に描かれてるジュブナイルSF小説です。 しかし、猫と少女の組み合わせというのはやはりSFの鉄板か(笑)2015/01/20
けいちゃっぷ
8
うちには犬も猫もいますが、どちらかというと猫の方が好きかな。 でも犬や猫がでてくる小説は余りいい印象がないんだよね。 結局は人間の(作者の)都合のいいように動くわけで、そんな訳ねーだろといつも思ってしまう。 本編は「お客さん」も都合のいいように動いてますね。 結局は自分ちの猫が一番可愛いということで。 286ページ 2012/06/06
ぱぶ
1
斉藤友子さんの絵がスペシャル可愛い。超キュート。この挿絵のためだけに買ってもいいぐらいには素晴らしい。あと猫のミッキーがすっごい可愛く描写されている。無重力での猫の挙動がリアルで愛くるしい。2012/06/18
PKAG
1
これもつい懐かしくて本棚の奥から引っ張り出してきて再読。確かにアニメやマンガのようなテイスト溢れる一品。でも猫好きなら、是非。
llll'
0
2010/08/11