ハヤカワ文庫<br> ハードワイヤード〈上〉

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ハヤカワ文庫
ハードワイヤード〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 282p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784150108182
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

超音速戦闘機や装甲ホバーに乗りこんで21世紀アメリカの荒廃しきった中西部をつっ走り、危険なブツを命がけで運ぶパンツァーボーイ。その中でも、カウボーイは伝説的存在だった。全身にハイテク機器を埋めこんで、航法コンピュータや攻撃システムと脳を直結できる“ハードワイヤード”として、彼は危険にみちた灼熱の砂漠や夜の闇を疾走する。だが自由を愛する彼の心には、地球を荒廃させておきながら、軌道上で甘い汁を吸うばかりのコンツェルンへの憎悪が、次第にふくらんでくるのだった…。ハイテクとバイオレスあふれる話題の近未来SF。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすお

5
上巻はサラとカウボーイが出会い、ひとつのヤマをこなすものの、これから大冒険が始まるところを予感させるまで。まだまだ序盤戦である。この世界観は面白いな。ベースは冒険小説であり、スリリングな展開を楽しめる。そのベースにSFが乗っかる。ハードワイヤードされた肉体や、お馴染みの薬物、そしてカオスな世の中。AIなんかの影もチラホラ。ここからどのような展開となるのか。下巻に進む。2017/09/15

郵便屋

3
サイバーパンクの設定で直球のエンタメやってる。別に悪い意味はないけど、文学成分が薄いぶん、大衆受けするよ。ニューロマンサーとか読んでサイバーパンクにアレルギー覚えた人におすすめ。2014/12/03

Small World

1
サイバーパンクと銘打っているものの、サイバーパンク風のアイテムが出てくるだけで、あんまサイバーパンクっぽくなかったりします。でも、その分、読みやすいし、面白い。www2007/02/11

unknown

1
「ゼラズニィの『地獄のハイウェイ』はストーリーにいまひとつパンチが足りなかった…」という人は、そのオマージュ&アップデイト版といえる本作を読むことをオススメする。とても痛快エンタメなSF。虚淵玄氏がさるインタビューで好きなサイバーパンク作品として本作を挙げていたのにも納得した。2012/04/24

hulmal-Inkyo

0
元ネタの『地獄のハイウェイ』は変貌した地球の自然とあらがうアンチヒーローを迫力ある筆致で描き出したのに対して、本作はより人間ドラマに傾斜している。サイバーパンク的要素は舞台設定の味付けにすぎず、それ自体が主題にはなっていない(それなりに格好が良いのは事実だが)。それよりは軌道企業の支配体制下で、生存と自由を求めて苦闘するふたりの主人公の造形に力が注がれているようだ。mudboyやdirtgirlの生きる「土」「泥」と彼らの憧れる「空」「宇宙」の複雑に交錯するイメージも印象的。2014/12/30

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