ハヤカワ文庫<br> ロシュワールド

ハヤカワ文庫
ロシュワールド

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  • サイズ 文庫判/ページ数 448p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150106270
  • NDC分類 933

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

14
科学調査隊がバーナード星へ片道旅行に出かける話。この星は6光年という距離にあり、ハードSFが描くにしてはかなりの遠距離だ。推進剤を持っていかず、太陽の光をビーム化して帆船のように推進させるというアイデアが面白いし、たどり着いた先での異星人との遭遇もずいぶんと面白い。また持参する小型サイズのロボットの描写も面白い。太陽系内の基地についての描写もある。こういうSFは時間を忘れさせてくれる。

月をみるもの

8
大野さんの解説と、そこで紹介されてる石原藤夫の光世紀世界がいまだに斬新であることにうたれる。30年以上たって、ようやく、とば口にたった、、、のかもしれない: https://youtu.be/l6cjAyneeY42017/07/02

inugamix

5
太陽系外に至り調査するために必要な技術と物資、異星の異様な物理・自然環境、そこにあり得る知的生命、起こり得る事態…構想から細部までを確かな知識が支え、科学者による宇宙時代の夢を見てきたように語る。いつものフォワード先生だ。ただ、コンピュータによる異星生命言語の翻訳ぶりがなめらかすぎるのが雰囲気を削いでいると思う。ジル高性能すぎ。異星生命が理知的な資質の割に子供みたいに遊び好きで移り気で噴いた。いろんなガジェットが楽しい。あと私の知る限りで最大のおっぱいが登場する。2009/08/12

がんぞ

3
20世紀末の時点で予測できるテクノロジーの範囲で「他の恒星系に到達し惑星を探査する有人探検機を実現する」課題に、応えて「探査機本体は推進エネルギーを持たない、光子力帆船」水星に巨大なバックアップ施設を作り、水星の受ける太陽光を変換して一本のレーザービームとして探査機を後押しする。6光年先のバーナード星を目指して中間点では光速の1/10ほどの速度になるが、「後押しの力で減速」の仕組みはハードSFの妙味。それでも通常の寿命では足りないので「寿命を延ばす代わりに知能を低下させる」長命薬を仮定。訪れた惑星系では…2017/06/27

やまべ

3
ジャンル的にハードSFとはいえ、文章だけでこれだけ技術的・科学的な内容を追いかけていくのはさすがにしんどい……と思ったら、最後の「公聴会」「登場人物」の2章で親切な解説が(他の章と同じ「...ing」という章名なので「付録」という扱いではない)で、親切な説明が……。これを先に頭に入れて読めばどれほど読みやすかったか(ネタバレもあるのでそういうわけにもいかないのだけど。2010/11/26

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