ハヤカワ文庫<br> キャッチワールド

ハヤカワ文庫
キャッチワールド

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  • サイズ 文庫判/ページ数 372p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150104313
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hepatica nobilis

12
怪作。鎧兜をつけた日本人が異星で活躍するトンデモSFだが、冒頭の法華経に支配された異様な世界といい素晴らしく飛んでしまっている。スケールで言うとワイドスクリーンというほどでないかもしれない。が、主人公たちがあっさり肉体を消去され、MIの中のシミュレーションとして再生するのは年代を超えているし、文字通り「悪魔」と対峙する異様な展開は、本作が異色作として評価されるのも、なるほどと思わせる。しかし正直よくわからないのですが・・・・。2014/07/08

目黒乱

6
なんやこれ。わけわからんぞ。解説本が要る。独力で読み解く気はしない。異星からの攻撃を受けたので、そこまで行って敵を倒すという宇宙戦艦ヤマト的な話なのだが、なんか途中でだんだん変な方向に行ってしまう。アイデア満載であることはわかる。SF界ではかなりの傑作とされているらしい。2018/07/22

スズツキ

6
序盤の武者走り地帯が最大の難関。ここで泣きたくなってやめようかと思った。2014/05/08

ニミッツクラス

6
81年の440円の2刷(初版も同年)を読んだ。カバーは、主人公田村艦長の指揮する憂国号と僚艦リベンジ号。作文の構成がすごいと思う。ネタを小出しにレビューすると紙幅がとても足りない。リンクの是非が不明なので貼らないけど「航天機構-キャッチワールド解説」が参考になる。艦長田村の強烈なひととなりが巻頭で描写されているので、物語前半の乗務員同士や電子脳とのお約束のゴタゴタは、手段はともかく乗り切れる安心感はある。乗務員の男9女15の比率は面白い。アルタイル到着後にこれほど趣を異にする展開になろうとは。★★★★☆☆2013/10/12

orange21

4
言及される機会が少ないのは著者が一発屋で日本語ウィキペディア項目すらないからかも。結構な名作で大変面白く読んだ。地球を滅ぼしかけた異星体の母星を叩く、と宇宙戦艦ヤマト的な前提を出してきていきなり全く別の展開を見せられる。しかし前提に大して真摯で確かにそうしようとしたらそういう事もあるかもしれないと思わせ、奇をてらった感じがせず面白い。七十五年に上梓されているが、八十年代や直近二十年の空気すらある。知性体アップロード的発想を含めて色々かなり早い。「よくわからん」ということで評価が低いのであれば不幸なことだ。2012/12/23

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