ハヤカワ文庫<br> 夏への扉

ハヤカワ文庫
夏への扉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 338p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150103453
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ntahima

182
『あなた、猫好きですか?なら読んでください。以上』ん?これじゃ感想にならない?でも今更、一個人の感想など要らない程の著名作!(でも、これは湿っぽい東洋の島国だけ?いや、蝙蝠傘の紳士の国も同じとか。)で、個人的感想だけど、人間用の11の扉と猫用潜戸のある家の出だしに期待が高まるが、タイムトラベルするまでの話が長すぎ。30年後の未来は誰もが体験する可能性のある時間旅行だけに興味深く読んだ。勿論1950年代に書かれた21世紀と私の知るそれは全く異なるが。猫好きSFと言われながらピートの出番が少し少ない気がした。2010/09/19

新地学@児童書病発動中

161
高校生の時以来の再読だった。そよ風が胸の中を通り過ぎていくような爽快な読後感だけを覚えており、それは今回も感じた。友人や恋人に騙された発明家のダニイが次々と襲い掛かる不幸にめけず、自己を回復していく物語。1950年代に書かれた物語なので、21世紀の描き方には難があるが、物語自体は抜群に面白い。SFなので、タイムパラドックスの問題もさりげなく書き込まれていて、SF作家としてのハインラインの面目躍如といったところ。可愛い猫が脇役として活躍するところも猫好きにはたまらない。→2016/08/20

ehirano1

156
十何年ぶりの再読。ルンバが現実になっていることにニヤリとなりながらも、物語の素晴らしさに改めて圧倒されます。絶望が大きかった分だけ最後には幸福でそれが埋め合わされトントン(否、それ以上かもしれません)なるのは、「絶望=試練}として受け止めていいのではないかと思ったりもしました。2023/07/01

がらは℃

119
夏へ行けるかどうかは、夏へ通じる扉があると信じて探求し続けることが出来るかどうかということかなあ。タイムパラドックスの物語の原点を見たという印象。後半の物語のスピード感や微妙に残った消化不良な謎はまったく色褪せていない!2010/07/13

美紀ちゃん

101
映画の予告編を見て、未読だったのを思い出し、原作を読みたくなった。職場図書館にあったので読みたい気持ちが高いうちに読む。 この本は57刷。さすが面白い本はたくさん増販されている。 前半は絶望的な気持ちで読んでいたがラストは爽快。 契約書にサインする時にはちゃんと読まないとないとね! 久しぶりに色の焼けた古い本を読んだ。 新版が出ているようで訳者は同じだが、新しい方が読みやすいはず。 日本で映画化ということで、 アメリカの文化や歴史的なことはずいぶん設定が変わるだろうけど、 映画を見てみたい。楽しみ。 2021/02/22

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