ハヤカワ文庫<br> エデンの授粉者

ハヤカワ文庫
エデンの授粉者

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  • サイズ 文庫判/ページ数 318p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150102180
  • NDC分類 933

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鐵太郎

9
1969年のSFだな、いろいろな意味で。宇宙を征服する宇宙海軍の宇宙船、たくさんの大気のある植民星、言語が通じる異星人。その中でも、知能を持った植物と、奇妙な新しい性の形が、あの時代にはインパクトだったのかもしれません。主人公フリーダ・キャロンの芯の強い性格付けもきわだっているし。展開が途中で読めちゃうこと、最後がファンタジーで逃げたことが残念。 ──それと翻訳で、キャプテン・バロンとバロン船長とバロン大尉がいるけど、おそらく(海軍)大佐の誤訳なのだと思う。2017/12/18

KANEO

5
前述されているように異星の植物の観察と、政治的な展開がほとんどでストーリー的に魅かれるものがなかったのが残念。正直読んでてちょっと苦痛を感じてしまった。 妖艶な異星の植物がなかなか魅力的なギミックなだけに余計に残念。2014/01/31

スターライト

2
ストーリーのほぼ大半は植物の観察と実験に費やされており、僕としては興味をつなぐのが難しかったことを告白しておく。学問の世界にあるであろう学者の出世欲やそれを拒もうとする人物との応酬なども出てくるが、あまり興趣をかきたてられず、植物テーマSFの某作品を想起させるラストも新味を感じることができなかった。前作『最後の地球船』がわりと良かっただけに、おしまれる。2010/02/04

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