ハヤカワ文庫
宇宙創世記ロボットの旅

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  • サイズ 文庫判/ページ数 230p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150102036
  • NDC分類 989.83
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

亮人

22
雲の上の天才・レムが、我々凡人の地面にまで少し降りてきてくれて、天才ギャグをご披露していただけたー!!ロボット宙道士であるトルルとクラパウチュスのコンビが、宇宙の様々な惑星を旅して、行く先々の王様の無理難題をサイバネチックスひみつ道具で解決したり、さらなるドタバタ混乱を巻き起こしたり。短い寓話の連作短篇で、同じくレムの『泰平ヨン』に似た作風だが、より文明批判などを薄くしたエンタメ。ひみつ道具や宇宙の現象を科学的なレム造語で煙に巻く笑いは独特。それに対応した翻訳も素晴らしい。未来のお伽噺。楽しい。2014/08/07

月世界旅行したい

21
長年のあいだ家に積んでいた本を今更読む。執筆された時代(1965年) を考えるとものすごく無駄に博識。読んでいると、いちいちその博識っぷりで笑いが出てしまう不思議さがある。2015/04/01

友和

16
毒のあるファンタジー。2015/10/03

kochi

15
昔々の物語。偉大な知識と力を備えた、二人の宙道士トルルとクラパウチェスが、宇宙を旅し、いく先々で科学とも魔法とも知れぬ力で創造を行い、騒動を巻き起こしたり、収めたりの物語。全く予備知識がなかったが、これまた大変な本を読んだと思う。最後の短編では、国を追放されたと言う放逐王に、箱庭的世界を創造して与えたトルルが、被造物を弄んだとしてクラパウチェスに諌められるくだりがあり、科学・工学における倫理の問題のように読めて、ちょっとびっくりしたのだが、考えればキューブリックの『博士の異常な愛情』の時代なのだ。2021/12/28

sakadonohito

10
宇道士という創造の力を持った存在トルルとクラパウチュスが宇宙のアチコチに行って何かしたり巻き込まれたり。何がなんだかよく分からないまま終わった。2022/03/08

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