ハヤカワ文庫<br> さすらいのスターウルフ

ハヤカワ文庫
さすらいのスターウルフ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 246p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150100018
  • NDC分類 933

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MICK KICHI

75
ハヤカワSF文庫の記念すべき第一巻目。原書の刊行は1967年と比較的新しい作品がラインナップされたのは、スペース・オペラの隆盛期を過ぎ、没落しつつあるジャンルの復興を意図したものであったらしい...。主人公モーガンの出自、生い立ちからくるニヒルさがハードボイルドタッチで、覚めた視線で書かれた作者の心情を何となく思わせる。もう一人の主役ともいえる傭兵部隊のベテラン、ディルロとのバディものの様な掛け合いも、当時主流になりつつあるアメリカン・ニューシネマの香りをどことなく感じさせる。今の目から見た発見が楽しい。2020/09/02

ニミッツクラス

19
78年(昭和53年)の280円の13刷(初版70年190円)を読んだ。スターウルフの初巻で、94年に新装版が出た。早川青背(本書は白背)の1番で翻訳は野田元帥…でもブコフの50円の棚にあったのでつい購入して再読。刊行時期の早いCフューチャーは銀背でも出たがニュー・スペースオペラの本書は文庫のみ。著者は77年に死去したので4巻目が未完となる。本書の主人公ケインとCフューチャーの主人公カーティスの共通項は地球人で両親と死別している事。それ以外の境遇は文字通り別世界で、感情移入の程度に差が出る一冊。★★★★☆☆2019/12/27

あかつや

10
高重力惑星ヴァルナ出身のヴァルナ人は飛び抜けた身体能力を持ち、宇宙のアウトロー「スターウルフ」として全宇宙規模で悪行の限りを尽くしていた。主人公ケインは地球人でありながらヴァルナ育ちで、自分のことをヴァルナ人だと思っていたが、分前で揉めて仲間を殺してしまい、裏切り者の烙印を押されてしまう。もうとにかくかっこいいスペースオペラ。そしてなんといっても男臭い、ムンムンである。SFだからって問題を解決するのは科学技術とはかぎらない。ヴァルナ育ちのケインの強靭な肉体が様々な問題をクリアしていく。やっぱ筋肉だよなあ。2020/09/06

仲本テンカ

10
早川文庫の栄えある「1」作目、『さすらいのスターウルフ』。内容は、小気味よくて、明朗快活。分かりやすくて面白かったです。地球人の両親をもちながら、戦闘民族ヴァルナ人(スターウルフ)と共に育った主人公。とにかく、彼の強さがいい意味で半端で、そのうえ積極的に行動しちゃうので、なかなかいい感じでピンチにおちいってくれます。また、それを乗りこえる姿もギリギリで面白いです。スペースオペラ。たまに読むと、ワクワクです。2013/06/17

いおむ

9
自分にとってのスターウルフの初見はSF特撮ドラマ。表紙の帯の番宣が泣かせる、懐かし過ぎて(>_<)「♪真空の中を~今日もさすらうオォ~レは~♪」まだ歌える(笑)2017/08/17

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