内容説明
1999年、数学とスポーツを愛するアイルランドの16歳が開発した暗号は、専門家たちの度肝を抜いた。天才出現という評価に取材陣が押し寄せ、特許出願によって少女が巨万の富を手にするのでは、という憶測が流れる。思わぬ展開に戸惑いながらも、暗号開発を徹底的に楽しみ、その魅力を伝えようと奮闘するセアラの青春体験記。
目次
1 子ども時代
2 数学の旅
3 大事なのは残りもの
4 「法」の計算
5 一方通行
6 コンテスト
7 数学のあと、コンテストの余波
著者等紹介
フラナリー,セアラ[フラナリー,セアラ][Flannery,Sarah]
1982年生まれ。アイルランドのコーク県ブラーニーで、数学者の父、微生物学者の母、4人の弟とともに成長する。1999年度アイルランド青年科学者賞、同年ヨーロッパ連合青年科学者大賞。現在はケンブリッジ大学の1年生である
フラナリー,デイヴィッド[フラナリー,デイヴィッド][Flannery,David]
1952年生まれ。セアラ・フラナリーの父であり、コーク工科大学で数学を教えている
亀井よし子[カメイヨシコ]
翻訳家。富山大学英文科卒業
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