出版社内容情報
写真・映画・デジタルイメージ・・・映像と人間の新たなる可能性を探る。「映像を見る」とはいかなる営みなのか、映像社会の中で人間の身体はどのような状況にあるのか・・・。<光>によって現実を変える魔術、映像。その歴史を追いながら、視覚優位の映像社会で排除された、身体性や記憶の復権を目指す、新しい映像文化の胎動を予見する。
内容説明
「映像を見る」とは、いかなる営みなのか?「光」によって現実を変える魔術、映像。本書は情報のデジタル化に伴い、この「魔術」が大きな転換期を迎えた現在、写真、映画、テレビからデジタル・イメージにいたる、人間の映像体験の意味合いをあらためて問い直すとともに、視覚優位の映像社会・文化の盲点をつき、21世紀へ向けて、身体性や記憶の復権を目指し、新しい映像文化の胎動をも予見する。
目次
序論 ピクチャー・プラネットの誕生
1 映像と身体
2 失われた影
3 記憶の文明
エピローグ 闇の視線―「見ること」と「信じること」