内容説明
本書は、英語の構造や語法、文体などにみられる、日本人の気づいていない発想上の特色を、日本語と対照させながら明らかにした好エッセー。
目次
1 構造のちがい
2 語法をめぐって
3 英語と日本語の文体
4 生活と文化
5 論理とヒューマー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちくわん
18
1992年10月の本。NHKラジオ「英語会話」の1989年4月号から1992年3月号に掲載された文章が主。日本語と英語の違いをいろいろな切り口で。2022/11/25
ちっこい まつき
2
良書。2013/06/19
壱萬弐仟縁
2
日本語は相手への配慮があることば、ということだ。これは、Yes or Noを言うときに、個人主義のことばとしての英語ではなく、敬語もある日本語ならではの性質に思った。また、オノマトピーアの性質として、日本語は平板調だが、英語は強弱格ということで、学習者は英語との違いを意識して、文化の違いを言語から理解していく必要を感じるであろう。2012/05/22
まちゃ
1
面白い。2010/10/04
Ntmk
0
日本語は最後に大事な点を表すが英語は最初に言うということ、日本語は動詞で表現するが英語は名詞で表現することなど、そういうルールを初めから知っていると効率的な学習ができそう。日本語は断定を嫌うということも納得。2018/01/06