出版社内容情報
人工言語の記号論を企て、人間の記号系の本質を再考し、サントリー学芸賞、大川賞に輝いた名著を新装してペーパーバックに。「x:=x+1」のような命令をはじめ,プログラミング言語を仔細にみてゆくと,人間の自然言語とは異なる再帰性,記号系の自己言及が見られる.人工言語の記号論を企て,人間の記号系の本質を再考し,サントリー学芸賞,大川賞に輝いた名著を改訂してペーパーバックに.
1章 人工言語と記号論
2章 情報記号
第1部 記号のモデル
3章 バビロンの混乱
4章 記号が一体化する時
5章 「である」と「する」
第2部 記号、対象の種類
6章 文 x:=x+1
7章 三種類の項
8章 ある■・その■
第3部 記号のシステム
9章 構造的・構成的
10章 記号と時間
11章 系の再帰と進化
12章 結 語
Semiotics of Programming
Kumiko Tanaka-Ishii
田中 久美子[タナカ クミコ]
田中 久美子
田中久美子:東京大学先端科学技術研究センター教授
内容説明
プログラミング言語という人工言語の記号論を企て、人間の記号系の本質にせまる。第32回サントリー学芸賞(思想・歴史部門)、第19回大川出版賞を受賞した、文理を超える試みの書を改訂した決定版。
目次
人工言語と記号論
情報記号
第1部 記号のモデル(バビロンの混乱;記号が一体化する時;「である」と「する」)
第2部 記号の種類(文x:=x+1;三種類の項;ある■・その■)
第3部 記号のシステム(構造的・構成的;記号と時間;系の再帰と進化;結語)
著者等紹介
田中久美子[タナカクミコ]
東京大学先端科学技術センター教授。東京大学大学院情報工学専攻博士課程修了後、工業技術院電子技術総合研究所、東京大学大学院情報学環講師、東京大学大学院情報理工学系研究科准教授、九州大学大学院システム情報科学研究院教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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