アメリカン・ナルシス―メルヴィルからミルハウザーまで (新装版)

個数:
  • ポイントキャンペーン

アメリカン・ナルシス―メルヴィルからミルハウザーまで (新装版)

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月27日 02時04分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 264p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784130801072
  • NDC分類 930.29
  • Cコード C3098

出版社内容情報

※「解説」のコピペです【要編集】↓
翻訳家,エッセイストとしても知られる著者によるアメリカ小説論集.メルヴィルからオースター,エリクソン,ダイベック,ミルハウザーへ,あらゆる細部を愛惜するかのような著者のスタイルが「もうひとつのアメリカ文学」を描き出す.翻訳家,エッセイストとしても知られる著者によるアメリカ小説論集.メルヴィルからオースター,エリクソン,ダイベック,ミルハウザーへ,あらゆる細部を愛惜するかのような著者のスタイルが「もうひとつのアメリカ文学」を描き出す.初版2005年.

I

1「『白鯨』あるいは怒れるナルシス」

2「ポオあるいは怖れるナルシス」

3「都市のナルシス――「群衆の人」論」

4「ハックの中の社会『ハックルベリー・フィンの冒険』論」

5「欲望のダブルバインド――「シスター・キャリー」論」



II

6「ピアニストを撃て!――物語としてのアメリカ」

7「アメリカ文学と帝国主義」

8「ジャメイカ・キンケイドの『小さな場所』第1章を教えることについて」



III

9「贋金と写真――「舞踏会へ向かう三人の農夫」論」

10「ポール・オースターの街」

11「所有と快楽――スティーヴ・エリクソン『Xのアーチ』について」

12「ケーキを食べた男」

13「スイート・ホーム・シカゴ――スチュアート・ダイベックの世界」

14「驚異とアイロニー――スティーヴン・ミルハウザーの世界」



The American Narcissus

Motoyuki SHIBATA

柴田 元幸[シバタ モトユキ]
柴田 元幸
柴田元幸:

内容説明

自己をめぐる文学的想像力に読む、アメリカ文学のもうひとつの系譜。第27回サントリー学芸賞受賞図書。

目次

1(『白鯨』あるいは怒れるナルシス;ポオあるいは怖れるナルシス;都市のナルシス―「群衆の人」論;ハックの中の社会―『ハックルベリー・フィンの冒険』論;欲望のダブルバインド―『シスター・キャリー』論)
2(ピアニストを撃て!―物語としてのアメリカ;アメリカ文学と帝国主義;ジャメイカ・キンケイドの『小さな場所』第一章を教えることについて)
3(贋金と写真―『舞踏会へ向かう三人の農夫』論;ポール・オースターの街;所有と快楽―スティーヴ・エリクソン『Xのアーチ』について;ケーキを食べた男;スイート・ホーム・シカゴ―スチュアート・ダイベックの世界;驚異とアイロニー―スティーヴン・ミルハウザーの世界)
ナルシスその後

著者等紹介

柴田元幸[シバタモトユキ]
文芸誌『MONKEY』、英語文芸誌Monkey Business責任編集。翻訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

踊る猫

24
生々しい「私は何者だ」というアイデンティティをめぐる問いも柴田元幸にかかればここまでスマートになってしまう。それでいて制度化されたステレオタイプな読みに淫する/堕するのではなく、鮮やかな手付きでテクストの中から細部を取り出し説得力ある議論を展開する。読みながら私も「私は何者だ」という問いについて考えざるをえなかった。自分はここにいる自分でそれがすべてだとする自己愛。だがその自己愛は自分を他者として見つめる過程から生まれるのではないか。ならば自己と他者の分裂を生きなくてはならずゆえに「生きづらさ」が生じうる2022/09/12

メセニ

12
『白鯨』に始まりミルハウザー以降まで連なる"ナルシス神話"としてのアメリカ文学。その系譜を”文学者”柴田元幸が読み解く。本書は19世紀アメリカ文学、アメリカ論、現代アメリカ作家の三部からなり、いずれも、自己をめぐる文学という側面から考察される。例えばエイハブ船長のような人物からエイミー・ベンダーのような現代作家の作品に至るまで、一繋ぎに論じられるとは考えもしなかったが、補助線が引かれることで、意外にその血縁関係が浮かび上がる。自らの読書体験の中で意識してこなかった部分のピースが不意に埋まるテキストだった。2018/09/19

mi

7
アメリカ文学論文集。最愛のスティーヴン・ミルハウザーの1番すきな『雪人間』のあの「……」への言及に驚喜する。2018/03/30

水紗枝荒葉

0
既存の構図に頼らず作品ごとに適切な見立てを提示する能力がずば抜けている。作品の読みが上手すぎる。またその読みを明晰に描く文章力も兼ね備えている。無敵か? 翻訳者としての柴田元幸しか知らない人に是非読んで欲しい、研究者・柴田元幸の論文集。2022/10/30

チェコ

0
ハックルベリーフィンをもう一度読みたいのと、トランプについて。2020/05/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11803859
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。