アニマルサイエンス
ウシの動物学

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  • サイズ A5判/ページ数 197p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130740128
  • NDC分類 489.85
  • Cコード C3361

出版社内容情報

哺乳類として高度な適応を遂げたかれらは,まさしく「大地の覇者」である.原牛から家畜ウシまで,かれらの進化史を丹念にたどりながら,生きものとしてのその姿を徹底的に追究し,新しいウシの世界をダイナミックに切り拓く.

目次

第1章 究極の反芻獣―哺乳類のウシ・家畜のウシ
第2章 生きるためのかたち―ウシの解剖学
第3章 もう1つの生態系―ウシの胃
第4章 家畜としての今昔―ウシの生涯
第5章 これからのウシ学―ウシを知りウシを飼う

著者等紹介

林良博[ハヤシヨシヒロ]
1946年富山県に生まれる。1969年東京大学農学部卒業。1975年東京大学大学院農学系研究科博士課程修了。現在、東京大学大学院農学生命科学研究科教授・農学部長、農学博士。専門は獣医解剖学。陸生脊椎動物を中心に比較形態学的研究を進める。「ヒトと動物の関係学会」を設立、学会長に就任し、広く「ヒトと動物の関係学」を志向する

佐藤英明[サトウエイメイ]
1948年北海道に生まれる。1971年京都大学農学部卒業。1974年京都大学大学院農学研究科博士課程中退。現在、東北大学大学院農学研究科教授、農学博士。専門は生殖生物学・動物発生工学。家畜卵子の大量生産技術の開発、体細胞クローン技術を用いた遺伝子改変動物の作出などを研究テーマとする

遠藤秀紀[エンドウヒデキ]
1965年東京都に生まれる。1991年東京大学農学部卒業。現在、国立科学博物館動物研究部研究官、獣医学博士。専門は比較解剖学。解剖学のあるべき姿として、動物遺体をできるかぎり収集し、それらを材料に創造的な研究を展開する。近年、ジャイアントパンダの掌の運動機能を解析した成果が、高い評価を受けている
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紅独歩

1
「身近」な動物の代表である家畜をテーマにしたアニマル・サイエンスシリーズの一冊。だが、大方の読者はこの一冊によって、ウシという動物がいかに「身近ではない」かという事を思い知らされるだろう。我々が知った気になっているのは、加工された乳であり肉に過ぎない。草食動物としてもともと持っている脅威のシステム、それがさらに家畜化によって異様ともいえる発達を遂げている様を、専門用語のわからないシロウトにも手取り足取り教示してくれる一冊。この本を読まずして食うハンバーガーに、如何ほどの価値があろうか。2012/10/07

Auristela

0
遠藤先生らしく解剖学の観点からの記述が多くて少ししんどかったけど、病気のあたりの話は面白かったなー家畜とヒトとの関わりのあり方とか、近代の捩れた関係とか。2015/06/30

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