出版社内容情報
稀代の建築史家・評論家、故・鈴木博之――書籍未収録テキストからその足跡と思想をたどる。
内容説明
建築・都市に鋭いまなざしを向け、「近代」とは何かを論じ続けてきた建築史家・鈴木博之。その膨大な著作から、書籍未収録のテキスト中心に選り抜き、系統的に集成。広範すぎる活動の足跡と、その背景を貫く思想を通観する。
目次
1 建築史の方法(建築史の存在意義;近代批判から場所論へ;保存論を拓く)
2 都市・建築へのまなざし(郊外住宅と全体性;西洋建築論;近代和風の表現)
3 建築批評クロニクル(一九七〇年代;一九八〇年代;一九九〇年代;二〇〇〇年代;二〇一〇年代)
著者等紹介
鈴木博之[スズキヒロユキ]
1945年、東京都生まれ。1974年、東京大学大学院工学系研究科博士課程単位取得退学、東京大学工学部講師としてロンドン大学コートゥールード美術史研究所に留学。東京大学工学部助教授を経て、1990年より同教授。2009年、青山学院大学総合文化政策学部教授・東京大学名誉教授。2014年、東京にて卒去
伊藤毅[イトウタケシ]
東京大学大学院工学系研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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