出版社内容情報
戦中・戦後の9年間だけ存在し、その後の各界のリーダーを輩出した工学部の歴史と実態を、豊富なインタビューを交え描き出す。
東京大学第二工学部は,戦時下に9年間だけ存在した学部である.戦中・戦後の窮乏期に,短い存続期間にもかかわらず各界のリーダーを輩出した「東大二工」はどのような学部であったのか.その開学から閉学に至る経緯を日本近代の工学教育史の中に位置づけながら,豊富なインタビューなどを基に実態に迫る.
はじめに
1 第二工学部――設立と開学までの経緯
2 組織と施設設備
3 教育内容と教育体制
4 研究活動と研究体制
5 閉校への経緯
6 第二工学部から生産技術研究所へ
7 わが国の高等教育と生産技術研究所
8 卒業生の活躍状況
9 出身者懇談会と卒業生インタビュー
10 二工教育の現代的意義と高等教育への示唆
おわりに
参考文献
事項索引/人名索引
【著者紹介】
大山 達雄
大山達雄:政策研究大学院大学理事・副学長、特別教授
目次
第1章 第二工学部―設立と開学までの経緯
第2章 組織と施設設備
第3章 教育内容と教育体制
第4章 研究活動と研究体制
第5章 閉校への経緯
第6章 第二工学部から生産技術研究所へ
第7章 わが国の高等教育と生産技術研究所
第8章 卒業生の活躍状況
第9章 出身者懇談会と卒業生インタビュー
第10章 二工教育の現代的意義と高等教育への示唆