内容説明
日本の哺乳類の約7割を占める小型哺乳類。分類、生態、形態など、多彩な視点から多様な自然史を読み解く。
目次
日本の小型哺乳類―動物地理学の視点から
1 進化(多様性と系統進化―モグラ類;孤立個体群における種分化―ヤチネズミ類;系統地理学と遺伝構造―トガリネズミ類;咀嚼筋進化の機能的意義―齧歯類)
2 生活史と生態(飛翔の生活史と生態―オオコウモリ;温帯産洞穴性コウモリの生活史―キクガシラコウモリ;小さなK戦略者の生態と生活史―ヤマネ;森林に依存する生活史―ニホンリス)
3 相互作用(種間競争と共存―アカネズミとヒメネズミ;野ネズミと堅果との関係―アカネズミのタンニン防御メカニズム)
著者等紹介
本川雅治[モトカワマサハル]
1970年シドニーに生まれる。1993年京都大学理学部卒業。1997年京都大学大学院理学研究科博士課程中退。現在、京都大学総合博物館助教、理学博士。専門は動物分類学・動物地理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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