出版社内容情報
私たちの身体は膜でできている?大きな魅力と柔軟な応用性をもち、これまでの固定観念をくつがえすべく、物理学の新しい扉を開く。
目次
0 素粒子、弦、そしてDブレーンへ
1 ソリトンと素粒子物理学
2 ソリトンの次元、弦理論の次元
3 Dブレーン
4 Dブレーンの力学
5 ブレーンワールド:応用1
6 高次元インフレーション宇宙論:応用2
7 ブラックホールのエントロピー:応用3
8 ホログラフィーとQCD:応用4
9 究極理論の記述に向けて
著者等紹介
橋本幸士[ハシモトコウジ]
1973年生まれる。京都大学大学院理学研究科博士課程修了。東京大学大学院総合文化研究科助手。理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
LvzaB
2
難しいけど、非常に興味深い本。理解したという状態に程遠いので、時間を空けて再読する予定。次回は昔使っていた教科書も取り出して、より深い理解をものにしたい。個人的には『弦理論が究極理論か?』という点が一番興味あることだけど――それはこの本を読み終えた後でも変わらない――、弦理論が我々に与えたインパクトはそれだけにとどまらないことを本書は教えてくれる。弦理論は理論のスケール(実験がそのスケールに届かないという事実)から問題視されることがあるけども、自分としては無矛盾な究極理論の候補として魅力的に感じる。2020/03/25
おしるこ
1
やはり私にとっては難解でした。 場の量子論と重力理論の基礎をやった上で再チャレンジしたいです。2017/09/20
Keita
1
学部2年くらいまでの知識を前提としたという超弦理論の本です。さすがに量子力学とかはある程度知ってないと厳しいと思いますが、場の理論の知識とかがなんとなくあれば肩の力を抜いて楽しめる良い本でした。2014/10/14
セシル☆
0
最小限の数式でDブレーンを説明している本。前半はソリトンとは何ぞやという話を丁寧にされていて、それも為になる。中盤ではDブレーンの力学を学び、後半は宇宙論等様々な分野への応用も知ることができる。ネットに落ちている「夏の学校素論パート」のpdfも参考になる。2016/03/16
かしゃるふぁ
0
ヨクワカラナカッタ。Dブレーンの雰囲気だけはつかめた。いつか再読して理解しよう。2013/02/07