江戸の植物学

江戸の植物学

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  • サイズ B6判/ページ数 217,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784130633154
  • NDC分類 470.21
  • Cコード C1040

出版社内容情報

貝原益軒・小野蘭山ら代表的な本草学者たちと,欧州から来日したツュンベルクやシーボルトたち.東西の学者が書き残した日本植物にかんする記述を丹念に比較・検討しながら,江戸の植物学の全体像を描きだすとともに,学問としてのその意味を考える.カラー口絵16頁を付す.

内容説明

貝原益軒や小野蘭山ら日本の本草学者たちと、ツュンベルクやシーボルトら欧州から来日した学者たち両者の記述を比較・検討し、江戸の日本人による植物研究の全体像に迫る。

目次

第1章 日本植物の発見―貝原益軒
第2章 バビロンの塔からの使者―ケンペル
第3章 『本草綱目』研究の完成―小野蘭山
第4章 リンネの愛弟子のみた日本―ツュンベルク
第5章 人参と図譜―享保~化政年間の本草学者たち
第6章 欧州の庭園に日本植物を―シーボルト
第7章 本草学と植物学の狭間で―幕末期の本草学者たち
第8章 江戸の植物学

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

中将(予備役)

2
江戸の本草学の歴史を内外の人物を対比しながらたどった一冊。ゆっくりでも西洋の植物を受容しようとした日本の学者も、はるばる日本に来て短期間で日本の植物の多様な種や様々な園芸法やその他の多くを吸収して整理した外国人も、どちらも凄いと思った。2022/02/11

けい

0
江戸時代に発展した本草学から明治時代に導入された植物学への流れについて、諸外国の書物およびケンペルやシーボルトなど鎖国時代の日本研究に携わった人々との関わりとその影響を踏まえながら、岩崎灌園や貝原益軒など本草学の重要人物を時代順に挙げて解説。本草学者たちが本草学(の植物部門)を植物学として体系化できなかった、すなわち植物分類学という学問に昇華できなかった理由について考察もしている。江戸時代の植物に関する書物を残した重要人物についてざっくりと体系的に知ることができて良かった。2013/01/07

かおぷー

0
薬草の採取から始まった本草学が幕末にかけて植物学へと分類体系を構築してゆく道筋。2012/04/12

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