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地震発生と水―地球と水のダイナミクス

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  • サイズ A5判/ページ数 392p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130607445
  • NDC分類 453
  • Cコード C3044

出版社内容情報

地震の発生に「水」が重要な役割を果たしていることが次々と明らかになってきた.本書は,水の物質科学から,地球内部での水の動向,沈み込み帯での地震に水がどのように関与しているか,また地球の水の歴史に至るまで,これまでにない幅広い観点から,水惑星地球の新しい姿を総合的に解説する.

内容説明

本書は沈み込みプレート境界周辺の物理的・化学的変化と、それに支配された地震発生現象に果たしている水の重要な役割を解説し、新しい地震発生論、さらに新しい地球観を敷衍することを目的としている。

目次

第1章 地球内部の水とその循環(沈み込み帯の水の役割;沈み込み帯の温度構造と水循環・火成作用 ほか)
第2章 水の特性と地球構成鉱物の性質(水と水溶液の化学的特異性;超臨界水 ほか)
第3章 地震発生と水(岩石破壊と水;沈み込み帯の地震発生と水の挙動 ほか)
第4章 地球の水の歴史(地球深部での含水鉱物の安定領域;地球内部の物質大循環 ほか)

著者等紹介

笠原順三[カサハラジュンゾウ]
1942年京都に生まれる。1965年名古屋大学理学部地球科学科卒業。1970年名古屋大学大学院理学研究科地球科学専攻博士課程修了。ハワイ大学地球物理学研究所客員準教授などを経て、現在、東京大学地震研究所教授、理学博士。専門分野は海洋地震学

鳥海光弘[トリウミミツヒロ]
1946年川崎に生まれる。1969年東京大学理学部地学科卒業。1974年東京大学理学系研究科地質学専攻博士課程中退。東京大学総合研究資料館助手、愛媛大学理学部助教授を経て、現在、東京大学大学院新領域創成科学研究科教授。固体地球統合フロンティア研究システム研究員、理学博士。専門分野は岩石学、レオロジー、複雑地球科学

河村雄行[カワムラカツユキ]
1951年神戸に生まれる。1975年岡山大学理学部地学科卒業。1977年岡山大学大学院理学研究科地学専攻修士課程修了。1979年東京大学大学院理学系研究科地質学専攻博士課程中退。東京大学理学部地質学科助手、岡山大学温泉研究所助手、北海道大学理学部化学科助手・助教授を経て、現在、東京工業大学大学院理工学研究科教授、理学博士。専門分野は鉱物物性学、計算物質科学
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