リアルタイム地震学

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  • サイズ A5判/ページ数 222p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130607438
  • NDC分類 453
  • Cコード C3044

出版社内容情報

地震発生直後に震源と地震動分布をすばやく把握し,その早期情報を災害軽減に役立てようとする研究「リアルタイム地震学」が進展しつつある.震源と地震波伝播の基礎から,情報システムの実際,最新の知見であるアスペリティモデルやゆっくり地震,さらには地震予知計画との関係まで,バランスよく解説されている.

内容説明

本書ではまず基礎知識としての「震源と地震動」および「地震データの解析」を扱う。次いで、応用面で最も重要な「リアルタイム地震防災システム」の事例を扱う。さらに、副産物として得られた既往地震の発生メカニズムを抄録し、地震の起こり方についての一般的な性質をまとめる。最後に、「地震予知」との関連性に触れる。

目次

1 地震波と震源(波動伝播の基礎;震源モデル)
2 地震情報システム(地震情報;高性能デジタル地震計 ほか)
3 リアルタイム地震防災システム(即時地震情報システム;早期被害状況把握システム)
4 得られた震源パラメータ(発生場所と震源断層の型;巨視的震源像 ほか)
5 地震予知計画との関わり(新しい地震予知計画の特徴;地震の始まり ほか)

著者等紹介

菊地正幸[キクチマサユキ]
1948年岩手県前沢町に生まれる。1970年東京大学理学部卒業。1973年東京大学大学院理学系研究科博士課程中退。1973年横浜市立大学助手。1988年同教授を経て、1996年東京大学地震研究所教授。現在、東京大学地震研究所教授、理学博士
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