地震発生の物理学

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  • サイズ A5判/ページ数 378p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784130607360
  • NDC分類 453
  • Cコード C3044

出版社内容情報

地震現象を物理科学的視点にたって解明しようとする研究が,近年急速に進められている.本書は,テクトニクス的背景と大地震発生のサイクル過程全体を意識しつつ,地殻に歪みエネルギーが蓄積した状態から,どのようにして震源の核が形成され,最終的には動的不安定破壊(地震)に至るのか,に焦点を当て,理論地震学・実験地震学の最新の成果を下敷きに,統一的・体系的に地震の全体像を描き出す.

内容説明

本書は、発展の著しい「地震発生物理学」を、従来の地震学的基礎を土台として、専門課程の学生、大学院生および一般の地震研究者、それに地震学に関心をもつ他分野の研究者を対象に、統一的かつ体系的にわかりやすく解説することを目的として書かれたものである。

目次

1 地震発生の場と環境
2 地震の力学
3 断層の構成法則
4 地震破壊の物理過程
5 地震破壊のスケール依存性
6 大地震の発生サイクル

著者等紹介

大中康誉[オオナカミチヤス]
1940年生まれる。現在、東京大学名誉教授、理学博士,ロンドン大学University College名誉教授(Honorary Professor)

松浦充宏[マツウラミツヒロ]
1946年生まれる。現在、東京大学大学院理学系研究科教授、理学博士
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